相変わらず暑い日が続く。この暑さも10月になれば少しは秋らしくなるのだろうか。芸術の秋、といわれるように10月の第1週目は日本画の展覧会が目白押しにある。某信用金庫の恒例の秋の日本画展、県立美術館の日展、そごうは春の院展、ほかにも県民文化センター等等、市内のあちこちで芸術の秋がやってくる。秋はほかにも音楽がある。
昨夜は広島交響楽団第393回定期演奏会に出かける。広響から届いたメールによるとチケットは完売、とのこと。席を確保するため早めに家を出る。会場には午後5時10分到着。席の引き換えは5時半から。列に並んでいると前後の5,6人で会話が盛り上がる。広響を応援する企業の人たちなのか、どの人も引換券を持っている。開演は6時45分。席を確保すると隣の図書館に出かける。入口を入ると浅野氏の広島城入城400年ということで、それに関する本が並ぶ。目につくのは竜馬の本。手にするが、これ、と思う本がない。どういっても竜馬に関しては司馬作品の『竜馬がゆく』の印象が強い。次は日本画関連の本を、と探すが目新しさがない。あきらめて演奏会場に引き返す。
昨夜の定演は「日本・ポーランド国交樹立100周年」と題して以下の曲目が演奏された。
♪ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ピアニストに清水和音を迎える。
♪矢代秋雄 交響曲
清水和音のピアノは楽しみにしていた。席は前から5列目でも実質は2列目に相当する。ただ、ピアノを聞くには舞台に向かって左側がいい。それなのに右側の一番右端だったがピアニストの顔はよく見えた。3年前にポーランドに出かけてショパンの生家を訪れている。いろいろと思いを巡らしながら美しいピアノの音色を聞く。
演奏後、アンコール曲として清水和音のソロでラフマニノフのヴォッカリーズが演奏された。この曲はフルートでさらった曲でよく知っている。しみじみと聞いた。
後半に演奏された交響曲。作曲家矢代秋雄の生誕90周年を記念しての演奏らしい。いつも感じることはいわゆるクラシックの現代音楽は好きになれない。自分に聞く耳がないのかもしれない。第4楽章あり、第1楽章でもう聞くのがうんざり、といった心境になる。会場を出たくなるがそうはいかない。不幸な会場に参列したかのようなおどろおどろしい音が響く。演奏後、早く会場を出ようとするが、なんとそこでまたアンコールが始まる。曲はプーランクの平和への祈り。これを聞いて気分が収まる。
いいのか悪いのか感受性が強い面がある。夢でうなされるのでは?と思ったらぐっすり寝ていた。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう❕、
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