2019年8月16日金曜日

「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」

 昨夜のNHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」を興味をもって見た。番組HPを見ると以下のようにある。

★私たちが知っていたのは、“真相”の一断面に過ぎなかった―。
今回NHKは、あの歴史的事件の一部始終を記録した「極秘文書」を発掘した。1936年2月26日、首都・東京の中枢で首相や大臣が襲撃された、近代日本最大の軍事クーデター「二・二六事件」。これまで、事件に関する主な公的記録は、完全非公開で“暗黒裁判”と言われた陸軍の軍事裁判資料とされ、事件をリアルタイムで記録した1次資料はなく、多くが謎とされてきた。事件から83年がたった今、見つかった「極秘文書」によって、青年将校たちの反乱と、その鎮圧にいたる「4日間」の詳細が明らかとなったのだ。
文書を密かに記録していたのは海軍。事件発生直後から現場に解き放った「調査部隊」や、密かに設置された「見張所」からまさに分単位で緊迫の状況を記録していた。陸軍の幹部が事件の裏で行っていた知られざる会談や、海軍が、反乱を超えた大規模な内戦まで想定して備えていたことなど、文書に残されていた「新事実」の数々に、解析に当たった専門家も息を呑んだ。二・二六事件後、軍国主義を強め戦争に突入していった日本。首都東京を大混乱に陥れ、国家の運命を分ける転換点となった歴史的事件の全容に迫る。

 海軍に所属する人物が持っていた極秘文書。その人の名を挙げたけどメモしなくて覚えていない。極秘文書は赤い表紙で6,7冊あった。天皇は事件を起こした青年将校とこれを取り締まろうとする陸軍の衝突を恐れた。それを防ぐため天皇は勅書を陸軍に出すが、当事者はそれをうその報告をして実行しなかった。そのことが海軍の機密文書に克明に記されていた。陸軍と青年将校の衝突に海軍も加わりそうになる。そうなれば海軍は海から攻撃する予定だった。ところが陸軍の一人(安藤だったと思う)が青年将校との話し合いで日本人が日本人を殺しあう……と言って拳銃を自分の首にあてる。それにより陸軍、海軍、そして青年将校の国内における戦争状態を免れた。うやむやのうちに収まった感じの事件の実態が今回明かされた。その後、陸軍は先の戦争へと歩を進めていった。

 番組最後のナレーションで「事実とは何か」を問いかける。私たちが知らないところでモノ、コトが運ぶ。これではいけないと警鐘を鳴らす。

 そういえば青年将校や陸軍に関係する人々が今も生き残っていた。当時19歳から20歳で現在は103歳になっている。頭もしっかりしていて当時の様子を話していた。

 異常な暑さと台風10号の影響でこの数日が長かった。外にも出られず家の中でじっとする。これには参った。今日は外に出よう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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