2018年7月1日日曜日

スーパープレミアム「桐谷健太 熱帯の氷河キリマンジャロに挑む」

 NHK・BS のスーパープレミアム「桐谷健太 熱帯の氷河キリマンジャロに挑む」を見る。放送前から番組スポットで紹介され、もう絶対見なくては、と思った。予想通りの素晴らしい番組だった。桐谷健太は以前放送されたギアナ高地を見て初めて知る。

 キリマンジャロの高度は5895m。桐谷は高地の登山経験がないらしく、何週間かアフリカで高度に順応する訓練をしたそうだ。マサイ族の村を出発してキリマンジャロを目指す。そこで桐谷は「経験フェチ」と自らを紹介する。「フェチ」は広辞苑によると「特定なものに異常な愛着を示すこと」とある。桐谷は自分が「これっ」と思ったことを経験する好奇心旺盛な人だろう。

 以前、ギアナ高地に挑んだ桐谷。次は、と番組スタッフは南アフリカのビクトリアフォールズを、と考える。しかし、ここは一度の取材でなく滝の量を比較するために2度出かけなくてはいけないらしい。そこで比較的治安の安定しているタンザニアから取材ができるキリマンジャロを目指したという。しかし、桐谷は登山経験がない。2月の乾季の取材が理想でも桐谷が高度順応に慣れるため、その準備期間が必要だった。それが終わった3月26日から31日のキリマンジャロ登頂に向けて出発する。

 マサイ族の村ではキリマンジャロを神聖な山としてあがめている。キリマンジャロは年中、山の頂に白い雪を頂く。この白い雪が神聖な山となる。登山口近くに住むマサイ族。この人たちの手を借りなくては猛獣やキリマンジャロの大自然と共存できない。野生の王国の巨大クレーターは野生動物を保護区で保護する。以前のマサイ族は1万人余り。しかし今はその10倍もいる。保護区内にマサイ族と野生動物が共生していたが、この頃は一部のマサイが居住し、他の人々は保護区の外で暮らす。また、最近の流行として車でのサファリでなくウオーキングサファリがブームという。

 キリマンジャロの登頂に成功した桐谷は山を背にして並んだ登山隊の前に立って「キリマンジャロ最高!」と拳を天につきあげて讃える。スタッフから登頂の感想を聞かれて「ありがとう!」とただ涙を流して話す桐谷。この場面にこちらまで感動して涙があふれる。素晴らしい感動の場面だった。

 番組スタッフのディレクターは女性。彼女は日本の長野県の山岳気象予報士と連絡を取り、31日に予定していた登頂を1日早めた。翌日は雨になるのを怖れての一日早い強行スケジュールをスタッフ会議を開いて決める。それでも登頂は全員ではなくプロデューサーが高山病で途中リタイア。個人的に高山病を何度も経験している。とはいっても5000mの高さでなく、2500m以上の高度。これ以上になると高山病で何度もダウンした。そのためキリマンジャロでなくても富士山も登れない。

 この番組のHPは以下のURLで。https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92420/2420508/index.html

 桐谷健太、この番組ですっかりファンになってしまった。そういえば放送の初めころ、リュックにぶら下げたお守りは「おかんのプレゼント」と話していた。「おかん」から関西圏の人だと思ったらやはりそうだった。ドキュメンタリーはいい。これからもこういう番組があるように期待しよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿