2018年7月29日日曜日

再び『ひとりの午後に』

 元気であっても今年ほどの災害や台風が続くと落ち着いた気分で毎日を過ごせない。今夜は本来ならば某交流会の納涼の会が予定されていた。ところが台風12号の影響で後日に変更、とのメールが入る。お世話をしてくださる人たちも大変だ。中止でなく変更はやむを得ない。どういっても今日は一部運行のJR代替バスも運行中止と発表され、広島市内だけでなく県内全域は相変わらず交通が麻痺したままだ。

 早朝から隣町の町内アナウンスで起こされる。目を覚ますがその時刻に起きれば寝不足になりそうでまた横になる。この繰り返しで目が覚めると9時を過ぎている。朝刊を見ると応援するカープの選手が代打でヒットを放っていた。これを見て気持ちがほぐれる。今朝の地元紙に取り上げられている。アップしよう!

 暑い毎日。家で読む『ひとりの午後に』(上野千鶴子 NHK出版、2010年)。図書館の書架から借りて読む。ところが以前にも読んでいた。同じ本でも読む状況で気持ちも変わるのだろう。以下は気になって抜粋した個所から。この本に何度か出る「狷介」。この文字を知らなかった。電子辞書で「けんかい」とある。覚えておこう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★社会学を志す人の条件は、「一に好奇心、二に尻軽さ、三、四がなくて五に知力」…私はいまでもそう思っている。43p

★何をするか、ではなく、だれであるか。それも肩書や地位では測れない、そのひとのありよう、ふるまい、口のきき方や身のこなし方…つまるところ、そのひとの佇まいが、そのひとについてのいちばん大切な情報だと思うようになった。そして一緒に居たいと思わせるのはそういう佇まいの上等なひとだし、また会って時間を共にしたいと思うのも、そういう気持ちのよいひとたちだ。196p

★ひとはひととひとの「あいだ」にいる。自分が「ましになった」と感じることができるのは、ひととの関係が受け入れやすくなったということと同じことだ。定型のない「友情」に男も女もない。それぞれの歳月を重ねて現在にたどりついた同性・異性の友人たちと、残りの時を豊かに分かち合いながら、年齢を重ねていきたい。221p

★風のそよぎ、ひかりの翳り、緑のさやけさ、枯葉のかそけさ、木立の凛烈…春夏秋冬、どの季節をとっても自然は慰めになる。何より、かたときもとどまることのない空と雲とがある。それがすべてわたしのまわりをとりかこんでいて、こんなにも惜しみなく自分を与えてくれる。世界がわたしの存在以前からそこにあり、わたしの不在のあともそこにありつづけると感じられるは、慰めでなくてなんだろうか。226p

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