バレーを見に行く

不思議な世界に招待される。それはバレー。大人も子どもも男も女も、と言いたいけれど男はただ2人の出演。うち1人はガンガンに打ち鳴らすドラマーの演奏。子どもが見て、聞いていいんだろうか、と思える舞台。異様な舞台で時には上海の雑技団を思わせるダンス。振付がそうなのか、しばし夢の世界へと引きずりこまれる。構成・演出・振付・選曲などすべてに趣向が凝らされて見るものを惹きつける。

チケットはバレーを習っている人からいただく。「白鳥の湖」などのバレーを想像していた。ところがこれとは趣を異にする。いずれにせよ素晴らしい舞台だった。チケットをもらったお礼に差し入れを持参すると、これはノー。主催者側の方針で受け取らないことになっている。

舞台に釘付けになっているとマナーモードの携帯に電話がなる。音は出なくていいのだが、電話に出られない。会場を出てバス停に向かう途中で電話する。桜のブログを見られた岩国の友だった。先日の岩国行はこの友に連絡しなかった。電話によるとそのときの桜がピークだとか。これからその人が住む岩国の隣の駅まで出かける。だが、今日は桜の花でなく話に花が咲きそうだ。