昨日、ネットで読んだ「天声人語」。「子どもの頃の時間はゆっくり流れる。大人になると時間はたちまち経過する。なぜだろう。信州大の山沢清人(やまさわきよひと)学長は4日の入学式で、脳科学者の言葉を引いた。『周りの世界が見慣れたものになってくると、時間が速く過ぎ去っていくように感じられる』。なるほど見るものすべてが新鮮な子どもと、大人との違いは明らかだ。だから山沢さんは学生に『自力で時の流れを遅くする』ことを勧める。新しいことを学び続ける。新しい場所を訪ねる。新しい人に会う。すると脳の取りこむ情報量が多くなり、時間はゆったりしてくる。それが創造的な思考を育てることにつながるのだという。学びへの、遠目が利いたいざないである。…」。
なるほど、と妙に感心する。目指していたものが見えてくる。新しいモノ・コトを始めたり、新しいヒトと出会うには大きな勇気と強いエネルギーがいる。心身ともに元気でなければ到底なしえない。
「新しいことを学び続ける。新しい場所を訪ねる。新しい人に会う。すると脳の取りこむ情報量が多くなり、時間はゆったりしてくる」。いいね、これは。
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萩本欽一、欽ちゃんは73歳で駒澤大学入学式出席、と昨日のネットで知る。笑顔で出席する欽ちゃん。さぞかし嬉しいことだろう。だが、これから4年間、きっと地獄のような日々も待っているかもしれない。それも自分で選んだ道。人からの強制でなければ、どんなことでも頑張ってやれる。また不思議な力もわいてくる。頑張れ欽ちゃん!
その前に頑張るのは自分自身では、と自問自答。
一昨日、フルートのレッスン前に、某金融機関の日本画展に出かける。この会場への展覧会は日本画を習い始めて知った。というか知っていても行かず仕舞いだった。会場はビルの10F。さすがに金融機関。所有する絵画も素晴らしい。奥村土牛、平山郁夫、西田俊英などの出品作。まじかに見られる。その果ては、ソファに座ってビデオ鑑賞。目の前には厳かにお茶がでる。このお茶、半端でなく上品でおいしい。
前回、ソファに座っていいものかどうかを習っている日本画の先生に話す。OKだった。裕福な奥様方や旦那様が接待されるものとばかり思っていた。ところが…。街中で優雅なひと時を過ごす。気が弱く、おっちょこちょいの割には結構、新し物好き。天声人語ではないが、これもゆったりとしたひとときかもしれない。
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