半世紀ぶり、いやもっと長い年月一度も会っていない同級生と再会する。この機会を作ってくれた友だちに感謝!小学校3,4年生のとき同じクラスだった神童。すっかり立派な紳士になっている。とあるJR駅に10名くらいが集合。早めに到着するともっと早いメンバーがいる。きっとその人、と思って話しかけると違っている。しかし、この人とも話していて繋がりがあった。びっくりの連続。そうこうしているうち後から到着した中にその人はいた。
昨日集まった人たちは学校の創立〇〇〇年に出席する人たち。東京から来広3日間の過密スケジュール。その合間を縫っての再会。これが初恋の人ならば物語になる。ところがそういった淡いお話とは無縁ながらも楽しいひと時を過ごす。そして何といっても、一緒に同行した見知らぬ皆様から何の違和感もなく親切に接していただく。ありがたい。究極は一緒に記念写真にもおさまる。本当に楽しい束の間のひととき、みなさんに感謝、感謝!
はじめに人を見間違えた失敗もあとで一番打ち解けることになる。その人はなんとお坊さん兼歯医者さんだった。関心ある人には結構、突っ込むところがある。旅などで知り合う人にも良く突っ込みが鋭い、と指摘される。先日は日本画の先生にそう言われた。これは自分にとって関心があるヒト、モノ、コトであり、そうでければ突っ込みもない。どこで線引きするのかわからない。だが、いつの間にか話に夢中になっている。
集まった人たちは5年前に亡くなられた恩師のお墓参りをされる。それに同行する。幸いお坊さんもおられる。ここはお坊さんの出番。何と日蓮宗。それもわが家のお寺と関係あるお坊さん。これも話の中で知ったこと。世間は狭い。
数十年ぶりで再会の同級生は東京在住。短い時間、墓地までの道を歩きながらこれまでのことを話し合う。エリートコースまっしぐらで人生を歩んでおられる。しかし、偉ぶったところが全くない。いただいた名刺には〇〇博士とある。今は講演などで日本の技術を若者に教えておられるそうだ。
話の中で驚く。小学校時代の話。お弁当紛失事件があったとか。私たちの小学校時代は戦後からそれほど経ってはいない。今は区役所などが立ち並び、発展した街になった。ここには当時、海外からの引揚者のバラックも建っていた。当時の話は自分自身の体が弱かったこともあり、あまり覚えていない。家のことでも姉と妹は何かあれば昔のエピソードを話す。しかし、これもあまり覚えていない。かなり過保護に育てられた!?
ある時、同級生のお弁当が盗まれる。犯人は同じクラスの人。先生によると盗んだ子の家では食べ物がなかったそうだ。この話をしてくれた同級生は町の教育長の息子。きっと貧乏を知らずに過ごしていたはず。というか世の中すべてが貧しかったから知らないことはないかもしれない。エリートコースまっしぐらの人から聞くこういったお話。
今は皆、裕福になった。どんな人も自分の夢を実現しようと思えば叶えられる時代。同級生の息子さんも夢を追っかけてフィレンツエ在住とか。絵描きをされているそうだ。
短時間の再会。次は地元の〇〇山で、との話も出る。なぜ、どの人もわが地元の山をご存知と思ったら、高校のとき同級生の提案でその山へハイキングしている。偉くなればなったで、いつまでも変わらぬ故郷への愛。故郷の山が懐かしくなるのだろう。20年も住む予定がなく荒れ果てた家。その家のことも気にされる。なんと先のお坊さんと同級生の家は子ども時代、隣同士だったとか、本当に不思議なご縁。
昨日出掛ける前、突如、姪がチビたち3人を連れてわが家を訪問。時間に追われていたので話もできない。ピアノの発表会が終わったばかりとか。そのあと、発表会用の服を着替えてダンスを習いに行くという、何もしてやれず、みなで美味しいモノでも、と食事代を渡すと喜んでくれる。その顔を見ると嬉しい。この話や再会の話をもう一人の東京の姪に電話する。
同級生と言っても足など不自由な人もおられる。すでに亡くなった人もいる。そう思えばこの年まで生きているだけでも幸せ。還暦を過ぎると今までのキャリアは関係なさそうだ。これからは健康が一番。姪はそういって励ましてくれる。確かにそう。
自分を卑下せず、かといって自慢もせず。これまでどおり、自分の体と向き合いながら健康であり続ける。「やる気、本気、元気」、NHK、お昼のふるさとラジオ80ちゃん号の合言葉ではないがこの3つは大事。
昨日の偉い人たちの経歴とは比べられない。それでも、まだまだ体力、気力と元気だけは大丈夫!?ラジオの番組同様に「やる気、本気、元気」で今日も頑張ろう!
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