お盆というのにまるで梅雨のように雨が降る。
平常一人で気ままに生活しているモノにとってお盆等の行事の日は気ぜわしい。昨日家に来たのは姉夫婦と姪の家族。姪やその子どもたちは我が子のようなものなので何の遠慮も要らない。それなのにいつもと違って草臥れて昨夜は早く寝る。
姉の娘たちは学生時代、我が家から大学へ通っていた。そのためまるで我が家が里のよう。母がしていたように、姪たち一家がくれば帰るときに何やかやと家にあるモノを託ける。その子どもたちもまだ小さい。だが、会うたび大きくなっていく。
子どもたちを見ていて介護と子育ての違いを思う。
子育てをしたことがない。母を介護する私を見て妹は「子育ての代わり!?」とよく言っていた。車椅子で外に連れ出すことと乳母車で子どもを外に連れ出すことが同じだと言いたかったのだろう。
そう言われても何の違和感も抱かなかった。だがその違いは大きい。子育ては成長していく楽しみがある。しかし介護はその逆で、ただただ衰えていくのを見るだけである。
とはいっても介護の楽しみも沢山ある。母の嬉しそうな顔を見るだけで幸せだった。
お盆に久しぶり母を思い出す。
雨も止んだようなのでお昼を食べると買い物に出かける。玄関を開けると若くて感じがいい男性が大きな声で「こんにちは」と挨拶をする。誰かもわからず「こんにちは」と声をかける。ふと気づく。さっきの若者はもしかして社会人大学生の頃の同じ科の人では・・・?
すぐに自転車で追いかける。だが見逃してしまう。
家の近く、それも100メートルくらい離れたところに若者の家がある。しかし、年齢の差が甚だしい。そのため、どんな人かわからず4年間を過ごす。ただ、入学後、学生名簿をもらい、家の近くに同じ学部で学んでいる人がいることは知っていた。
学部が同じでも総合科学と名が付くだけあって専攻科目は多い。4年間、学部全体の講義以外、その若者と一緒に学ぶことはなかった。またいつか会うこともあるだろう。
昨日はJTBから電話が入る。今朝、旅行の請求書が送付されてきた。書類を見ると旅行の手続きも出来た様子。一緒に行く人と明後日JTBで会う約束をする。旅行もいよいよという感じ。何の支度もしていない。そろそろ始めよう。
幸い今日は天気が良くない。そのためか家にいても涼しい。
徐々に気分を旅モードに切り替え、楽しい旅にしよう!
と、その前に、今から図書館へ予約の本を2冊取りに行く。旅の仕度はその後で・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿