昨夜から今日一日、平穏無事の日々でない。
昨日の演奏会から帰宅したのもつかの間、その後が大変!寝ようとして湯を沸かそうとすると、水がチョロチョロ・・・。「何?」と思ったのもつかの間、水道蛇口付近から変な音がする。湯沸しの音、と思って電源を切る。だがそうではなくしばし考える。考えてもいい案が浮かばない。午後9時半を過ぎている。遅いにもかかわらず姉に電話するとその夫が出た。
話をすると、水道の元栓を締めるようにと言う。元栓を閉めに外に行くが、その蓋が開かない。外を歩く人に助けを求めるが誰も歩いていない。かなりの時間いろんな道具で格闘すると、やっと蓋が開いた。すぐに元栓を締めると、水道の蛇口付近から音がしなくなる。
姉の夫は夜遅いにもかかわらず、いつも我が家のメンテをしてもらう業者に電話してくれた。
これで無事眠られると思いきや、これではトイレも行けない。時間は午後10時頃。隣の従兄の奥さんに電話すると自宅も携帯にも出ない。だが家の明かりはついている。仕方ないので直に家に行って水をもらうことにする。大きなポリ容器で使用していないものがある。
それを持って家に行くと従兄が出てきた。奥さんはお風呂に入っていたらしい。事情を話すと、外の水道から水を汲んでくれた。重い水を持って家に帰る。トイレに少しその水を使用して昨夜は眠る。だが興奮しすぎて眠られない。それでも寝ていたのか、朝7時前なのに電話で起こされる。電話の主は昨夜依頼した業者。
電話では今朝とりあえず応急処置に専門業者を寄こすという。業者の人たちは朝が早い。もっと寝たいと思うけど寝るのを諦めて身支度をする。歯磨き、洗顔など何をするにも水がいる。そのたび洗面器で水を運ぶ。これじゃ、暑いといってシャワーも浴びられない。
ライフ・ラインとはよく言ったもの。先の震災で生活している人々の苦労が身に染みてわかる。
今朝は早くから業者2人が修理にやってきた。その人たちの顔を見るとまるで神様のよう。ありがたい。
毎年のように何やかやと業者のお世話になる。その度に、その人たちの仕事ぶりに感心する。普通のサラリーマンよりも言葉使いも丁寧。これにも驚く。
ここ10年、家の修理に際しては母に代わって立ち会っており、ある程度のことはわかる。
どうも今回は台所の水道と温水の配管の修理になるらしい。
6、7年前、母のために風呂を新たに作った。そのとき、設備業者が入る日の朝、突然温水器の配管から水が吹き出す。何と言うタイミング。このことがあって温水器も新たなものに取り替えた。当然お風呂の配管もすべて新しい。
今朝、業者は台所の床の下を見るため畳の部屋からもぐって水のもれ具合を見ている。床の下にはもれておらず、外のコンクリの下付近で水はもれている。早速業者はコンクリを50センチ平方ほど穴を掘って配管をやりかえる。さらに台所までの水道と温水の配管も新しくした。
修理ついでに使っていない古い風呂の水も温水も出ないようにお願いする。またトイレの手洗いの蛇口も結露かどうか見てもらう。
修理は今日一杯かかるらしい。
一人暮らしで何が大変といってこういうときがいちばん困る。幸い、姉の夫が建築のプロなので助かる。依頼する業者のすべては義兄任せ。安心してお願いする。それと隣家の人も大事。従兄なのでその点、大いに助かる。
今日は一歩も外へ出られそうにない。もうしばらく修理はかかりそう。
ふと思う。毎日気ままに暮らしている。平穏無事に・・・。何ごとも普通がいちばん。何もない生活をマンネリと思うこともある。しかし、今回のことがあると何も変化のないことはもしかしていちばんの幸せか、とも。
そしてまた思う。今、水が吹き出てよかったと。もしも海外に出ていて、破裂していたならどうなっていただろう。「何ごとも起こるべくして起こる」。何であれ毎日「平穏無事が一番!」。
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