今日は待望の天満敦子のヴァイオリン・コンサートに出かける。今回で4度目の天満の生演奏を聞く。いつ聞いてもこの人の弾くヴァイオリンに魅せられる。ピアノ伴奏は2週間前にドイツから帰国したばかりの石井里乃。その人は天満の横に立つとほっそり見える。演奏会場は平和公園内の国際会議場フェニックスホール。会場は超満員。ある女性団体が主催する演奏会。さすがに聴衆は90%以上が女性。
いろいろな演奏会に出かけている。しかし、今回は意外なことが起きる。なんと曲の演奏が終わるか終わらないうちに誰彼となく我先に拍手する。これには参る。最初の1曲からこの調子でびっくり仰天。このままこれが続くのかと思っていると、4曲が終わった段階で場内アナウンスがある。「演奏後の余韻を感じて拍手するように……」。それは当然のこと。その後は、それもなくなり、やっと落ち着いて聞く。
前半の終了間際に、天満の語りが入る。話しぶりは慣れたもの。アントニオ・ストラリヴァリウスと結婚して銀婚式と面白く語る。その際、天満自身の口から先ほどの場内アナウンスのコメントを入れる。我先にと拍手した人に気を使わせないようにとの配慮からかもしれない。
今日の演奏曲目は以下のようであった。
♪ロンディーノ (クライスラー)
♪愛のあいさつ(エルガー)
♪タイスの瞑想曲(マスネ)
♪祈り(ブロッホ)
♪アヴェ・マリア(シューベルト)
♪浜辺の歌(成田為三)
♪落葉松(小林秀雄)
♪夏の思い出(中田喜直)
♪スケルツオ(ブラームス)
♪トロイメライ(シューマン)
♪シチリアーノ(フオーレ)
♪ルーマニア民族舞曲(バルトーク)
♪望郷のバラード(ポルムベスク)
♪シャコンヌ(ヴィターリ)
♪ジュピター(ホルスト)
アンコール曲として、3曲演奏された。
♪見上げてごらん夜の星を
♪ふるさと
♪ひばり(ディニーク)
最後の「ひばり」はフルートの先生と古澤の曲で一番好きな曲と話したことがある。何とその曲が無伴奏で演奏された。今日の演奏曲目を見ると「望郷のバラード」はさすがに天満の曲。だが、他の曲は家にある古澤巌のCDにも収録曲がある。「ひばり」もどこかで聞いた曲?と思って古澤のCDを見て曲名を確認。今日の演奏曲目で気に入った曲は「祈り」。
演奏会後は平和公園からバスに乗って広島駅まで行く。駅前のデパートをうろついているうち服などまた買ってしまった。そしてデパート内の「酔心」で今夜の夕食も購入。家に着くと暑い、暑い!すぐにシャワーを浴びる。空を見上げると澄みきった秋を感じる。
0 件のコメント:
コメントを投稿