知人と最寄り駅で合流してJR呉線「安芸路ライナー」に乗り、広駅で下車。ここで尾道の人の車に乗って「安芸灘とびしま海道」を駆け巡る。
「安芸灘とびしま海道」という名称、行く予定の話ではじめて知った。ほとんど予備知識もなくJRに乗ると、知人から今日の行き先のパンフをもらう。それを見ながら一日の行動が始まった。
先ずは安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ。この島は瀬戸内海の海上交通の要衝として栄えた町で、江戸時代には善隣友好の使節団である朝鮮通信使が11回も来日している。この日本古来の風習を生かして全島庭園化事業(ガーデンアイランド構想)として整備した「松涛園」を観光。
そこは4邸からなっており旧有川邸の朝鮮通信使資料館の他3邸がある。
暑い中、見学資料館へ入ると涼しい。どこを見ても見学者は私たちだけ。それでも見学を終える頃には名古屋から来た若いカップルに出会う。
松涛園園内から見る蒲刈大橋 |
今日行った4つの島のなかで、この島だけ一度行ったことがある。随分前一人で公共機関に乗って島にある蘭島閣美術館へ出かけた。建物は木の造りで落ち着きのある美術館。この美術館は展覧会のほかに定期的にクラシックの音楽会が催される。出演者は全国的にも著名なクラッシック関係の人々。係りの人によると東京のサントリーホールの関係者がこの美術館の催しにかかわっているとか。
出演予定表をみると今年の4月からNHKーFM「きらクラ!」にレギュラー出演しているチェロ奏者の遠藤真理の名前もある。表を見たときラジオに出ている遠藤真理では、と気づいた。だがそのときその人をピアニストと勘違いしていた。今、調べるとやはりチェリストで、毎週聞いているその人だった。
ロビーでの演奏は収容人員50名で一流のプレイヤーの演奏が行われる。なんという贅沢。
下蒲刈の海 |
美術館で教えてもらった食事処で昼食。メニューは刺身定食。さすがに回りは海。市内で食べる刺身とはボリュームと新鮮さが異なる。美味しい。
食事後、上蒲刈島へ行く。県民の浜を通って藻塩の製造所で藻塩入りのアイスクリームを食べる。暑い日中に食べる甘くないアイスクリーム。塩味が美味。
豊島大橋を渡り、豊島へ入る。そこから豊浜大橋をとおって大崎下島へ。この島は大長(おおちょう)みかんで全国的にも有名な産地。島のあちこちにみかんが植えられている。
またこの島の御手洗(みたらい)地区はレトロな感じの町並。家々の玄関前には俳句とともに生花が活けられている。
有料パーキングで駐車するとあとでお土産を買えば駐車料金は無料とか。観光後、ここでお土産購入。この地のものがお土産として売られていた。
有料パーキングの係りからもらったリーフを見ながら御手洗の町並みを散策。日中の一番暑い時間帯。外に出ている人はいない。のどかな風景だ。
海の見える丘公園から |
御手洗を後にして車は来た道を帰る。貰ったパンフによるとサイクリングの一周コース往路は46.5キロとある。車ならば1時間くらいだろうか。
最後の観光ポイントの上蒲刈島、であいの館でまたお土産を物色。
楽しい一日はあつ~い(?)うちに終わった。
今日は帽子に扇子に日傘が三種の神器。それにハンカチも・・・。
暑いといっても後ろの席に座ってワァワァ言っていればいいモノと違って、尾道から運転して下さった〇〇さん、また一緒に同行した〇〇さん、本当にお世話になりました!ありがとうございます。楽しかったですね。
「安芸灘とびしま海道」は同じ広島県内とは思えないほどにきれいな海と山と空。空気も澄み切っている。まるで外国に来ているよう。次は来週のフルート定例会に先生を交えての集合。楽しみにしています!
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