2012年3月9日金曜日

「上田宗箇 武将茶人の世界展」を見に行く

今日もすっきりしない一日。それでもお昼から少し晴れ間もみえる。

先週と今週は幼馴染と遊べない。幼馴染の弟さん一家が東京へ引っ越すそうで遊ぶ暇がないらしい。

遊び相手がいないので一人でひろしま美術館で開催中の「上田宗箇 武将茶人の世界展」を見に行く。

そのサブタイトルは「『ウツクシキ』桃山の茶 秀吉・織部そして宗箇」。

先日、市内の大学で上田宗箇流家元の上田宗冏(そうけい)氏の講演を聞いた。そのためもあって少しは興味を抱き、会場を観て回った。平日でお天気も良くない。それでも会場は多くの人が見に来ていた。

茶道は若い頃、少し齧った程度でよくわからない。入場者の大半は年老いた女性。全部が全部茶道をしている人とも思えない。しかし、広島で武家茶として受け継がれたため人気があるのだろう。

茶道「上田宗箇流」は織田信長や家臣団に加わる武将でありながら、千利休、古田織部の流れを汲む茶人でもあった上田宗箇(1563-1650)が興した流派である。その上田宗箇流は焦土と化した広島の地で唯一桃山の文化・美を伝え、武家茶が途絶えたあとも続いている。これが全国的に見ても極めて文化的意義があると評価が高い(パンフより抜粋)。

とくに利休や織部とも異なる美意識を獲得した宗箇の茶の世界を、両者と比較してわかりやすく紹介している。さらに展示室には当時の「茶室」も再現されていた。これが宗箇の美意識の極地であるという。

今日はその流派の実際に行われている茶道は見られなかった。だが、会場内のビデオで観賞する。

展示を見終えるとミュージアムショップに立ち寄った。さすがに今日のショップ内は宗箇一色。無理もない。かなり力を入れた展示会と見受けられる。なにしろ主催者は広島を代表する美術館、NHK、地元新聞社だ。

仕事をしていないのでそれほど忙しく日々を過ごしてはいない。たまには「お茶会」とまではいわなくても、今日のようなゆったりした日もいい。

しかし、家に帰ると現実が待っている。コンタクトを本格的に始めた。専用スポイドが1ヶしかない。なくしたらコンタクトが外せない。すぐ眼科に行って2ヶ予備を購入。入り口で先日取り外しを教えてもらった看護師さんに出会う。「お蔭で大丈夫、外せます。」というと、「そういわれて嬉しい!」と喜んでもらう。

外すコツが今になってわかった。外すとき少しあごを前に出して顔をあげるようにすればよい。

コンタクトは若い頃から何十年も使用していた。それなのに・・・。今やっとその感覚を取り戻すとは・・・。ともあれ、これで一件落着!さらにいろんなものを見るようにしよう!


0 件のコメント:

コメントを投稿