2023年9月3日日曜日

「空気を入れて」

 昨日は日本画教室の日。各自机の上に教室の作品展の案内ハガキが置いてある。今年の作品展は来月開催される。案内ハガキを見ると期間も開催時間も短縮になっている。さらに作品展の出品者を見ると習い始めた10年前と比べて10数人も減っている。その一番の原因は習う人の高齢化!?その間、何人かが亡くなられた。10月になると絵を習い始めて丸10年になる。いつも書くように運動と絵が一番の苦手だった。「絵を描くのは楽しいよね」と人から聞くたびに(何が楽しい?)と自問自答する自分がいる。10年習っていても楽しいと思える瞬間はほとんどない。(じゃ、なぜ絵を習う?)と聞かれそうだが、これも(一歩足を踏み入れたことを途中で投げ出すのは……)、という気持ちが底辺にあるのかもしれない。

 とはいえ、習い始めのころよりもちょっとだけ絵に対する劣等感がなくなっている。これは習う楽しみになっているのかもしれない。運動もそうだ。友だちに強引に誘われて水泳を始めたころは苦痛以外の何物でもなかった。ところがプールに行くうち、泳げるようになりたい気持ちが昂じてくる。自分が習った習いものの中では一番頑張ったのが水泳。それくらい泳げるようになりたかった。お陰で水泳は40年続いている。今は暑くて1か月ほどプールに行っていない。が、そのうち泳ぎを再開しよう。水泳の良さは泳いだ後の爽快感にある。これに尽きる。そして気が大きくなる。何でもできる、という感覚になる。これがいい!

 教室では相かわらず土手の桜を描いている。先生に桜の描き方がおかしい、と言われる。(桜の花に空気を入れて)、と先生からアドバイスを受ける。「空気を入れる」とは桜を塗りつぶすのではなく空の色が見えるように、とのことのようだ。言われてみて確かに変、と気づく。さらには桜の木が生き生きしていない。これも木の描き方に関係があるとか。「同じ筆遣いでなく」、とアドバイスされて面相筆で幹をさらに描く。ちょっとしたアドバイスで絵も大分違ってくる。来週はさらに幹を描こう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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