2023年9月27日水曜日

四万十源流の旅その2

 2023年9月24日(日)から9月25日(月)までの2日間、高知へのバスツアーに参加した。参加人員は28名。うち1人参加は8名でこの旅はめずらしくバスガイドが同行している。バスガイドがいる旅は母たちと20年以上前のお正月に指宿や鹿児島辺りに出かけて以来かもしれない。その時は会社に勤めていた頃であり、バスガイドの声が耳について嫌だった。今回もいったん話し出すと2,3時間、マイクを通して話し続ける。初めは耳障りで聞くのが嫌だった。が、話の内容が知らないことだったのでいつしか聞いていた。

 2023年9月24日(日)

 広島から高知までは遠い道のりだ。広島駅を8時半にバスは出て途中2度ほど15分間ずつの休憩がある。バスの運行規定によると3時間に30分間の休憩をいれないといけないらしい。高知のお昼のレストランに13時着。何と4時間半もバスに乗車だ。昨年、高速バスと宿付きの個人プランで出かけた際は高速バスでの高知行は初めてだったので4時間半もバスに乗るのをためたらったりした。が、それも帰りの便は早く感じる。とはいえ、4時間半という時間はやっぱり長い。

 お昼はレストラン高知で南国土佐のオムライスセットをいただく。この辺りは日高村オムライス街道らしく、オムライスのお店が多いのかもしれない。食事後、レストラン周辺を歩くと雰囲気のある光景が広がる。赤や白の彼岸花も咲いている。その時ツアーの人が黒いトンボがいると教えてくれた。が、カメラで撮ろうとするもすぐにトンボは逃げてしまう。また、トンボが、と何度か教えてもらうが写真に写せなかった。
レストラン周辺に咲く彼岸花
 食事後、バスに乗車して牧野博士のふるさとである佐川町へ向かう。ここで現地ガイドと合流して1時間半ほど牧野富太郎の足跡をたどる。小さな町に大型バスが数台も押し寄せて駐車場もないほどの盛況ぶりとか。まずは酒蔵の道から歩きはじめる。すぐに伊藤蘭林の寺子屋に着いた。ここで富太郎も学んでいる。建物の周りを見るとここでも彼岸花が咲いていた。
80m(?)もある酒蔵
伊藤蘭林の寺子屋
寺子屋周辺には白い彼岸花が咲いていた 

この先に金峰神社がある
富太郎はここでバイカオウレンを見て好きになる
 青山(せいざん)文庫に行く途中、金峰神社がある。この神社へ行きたいと思ったら「この階段をまっすぐ上がった向こうに神社があります」と添乗員の声がする。その声にスルーされて行かずじまいになった。後でネットで調べると健脚向きのコースのようだ。足は強いので行きたかった!途中、ホトトギスの標識を見つける。名前は知っていても花を見るのは初めてかもしれない。
ホトトギス

 青山文庫に着いた。中に入るとここも牧野富太郎に関する展示がある。自筆の大きな書の展示もあった。書の揮毫は牧野結網とある。文面は覚えていないがネットで兵庫にある富太郎の書を調べると「朝夕に 草木を吾の友とせば 心淋しき 折ふしもなし」の掲載がある。牧野は淋しい時を感じないほど草木を愛していたのだろう。

 司馬遼太郎は佐川町を訪れている。そして田中光顕(みつあき)のことを書いている。青山とは田中光顕の雅号のようだが、今の青山文庫は牧野富太郎一色になっているようだ。

青山(せいざん)文庫入り口
 
牧野富太郎生家

明教館(めいこうかん)は郷校として士分の教育をした
 佐川町を観光後、ホテルへ。山間のホテルはまるでポツンと一軒家を思わせる。大型バスの往来は翌朝大変だった。

 この続きは明日に!
 
 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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