2023年9月22日金曜日

「散心(さんじん)から定心(じょうじん)へ」

 秋らしさを感じる朝を迎える。この先、1週間の天気は行楽日和とか。しかし、まだまだ秋は遠い。10月初めまでの天気予報を見ると30度の日が続くようだ。燃える秋、は歌にあるが遠い秋は歌にもなりそうにない。ただ、いくら暑くても行楽の秋を身近に感じる。というのも近いうちに出かけようとしているからかもしれない。

 昨日午後は今朝とは打って変わって蒸し暑さも半端でなかった。年に一度の某金庫主催の講演会に出かける。場所は国際会議場。会場に入るとなんと参加者の少ない事か。例年ならば(コロナ禍の時は主催されなかった)国際会議場が満員になるほどの参加者だった。それなのに今年は暑さと雨で皆さん敬遠!?

 講師は興福寺寺務老院の多川俊英氏。この人の講演は何度か聞いているが、令和になって以降はコロナ禍もあって初めてとか。講演のタイトルは「俳句で学ぶ唯識」。唯識の「識」は「心」に置き換えてもいいらしい。講演の前と後に広島市内の10何か寺の僧侶による読経がある。いつもながら読経を聞くとおどろおどろしくてこの場からいたくなくなる。お寺や僧侶はいいのだが読経の音や線香のにおいに耐えられない。

 仏教は心の宗教で汚れた心で話したり、行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。ところが清らかな心で話したり行なったりするならば、福楽はその人につき従う、そうだ。この汚れた心は散心(さんじん)であり、清らかな心は定心(じょうじん)とか。筆記用具を持参せずに講演を聞いていた。最後に「『散心』から『定心』へ」と締めくくられて講演が終わるとき、この2つのキーワードを忘れないようにと携帯のメモに入力。

 散漫な心であれもこれもやろうとすると長続きしない。ところが心を決めてやると長続きするそうだ。結構、気に入ってやっている水泳やフルート、最近では日本画など長く続けている。ほかにもあるけど、これって、定心!?

 講演が終わると駅前の福屋にバスで移動して、お菓子所高木で和菓子を購入。もらったパンフを見るとこれから秋に向けて季節限定の和菓子が出るようだ。楽しみ!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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