2022年10月26日水曜日

「他人のために生きるほど惨めな人生はない」

 冬の到来を告げるかのような寒い朝を迎える。暑ければ暑いと言って騒ぎ、寒くなればこれまた寒いと言って騒ぐ。困ったものである。行楽シーズンとばかりに遊ぶことを考えている。広島県内を走る高速バスが割安で行ける。このうち竹原と三次に出かけようとネットで検索するが、竹原は利用日の当日か前日にチケット購入とある。これは個人的には不都合だ。利用日を指定してあらかじめチケット購入できないのだろうか。三次はJRの広島駅観光案内所でチケット購入が可能のようだ。我が家はバスではなくJRが利用しやすい。そのため、高速バスであってもわざわざバスセンターまで行かず、JR広島駅発着が便利。街中へ出たときはこの点を聞いてみよう。

 ネットで前田速夫の『老年の読書』の記事を見つけた。それは以下のようである。

★セネカは……「いつかは必ず自分のために、自分とともに生きる閑暇を得ること」を、人生最大の幸福としていた、と記している。それは「生きる術(すべ)は生涯をかけて学び取らねばならないものであり、また、こう言えばさらに怪訝(けげん)に思うかもしれないが、死ぬ術は生涯をかけて学び取らねばならないものなのである」と。……何かに忙殺される者たちの置かれた状況は皆、惨(みじ)めなものであるが、とりわけ惨めなのは、自分のものでは決してない、他人の営々とした役務のためにあくせくさせられる者、他人の眠りに合わせて眠り、他人の歩みに合わせて歩きまわり、愛憎という何よりも自由なはずの情動でさえ他人の言いなりにする者である。そのような者は、自分の生がいかに短いかを知りたければ、自分の生のどれだけの部分が自分のものであるかを考えてみればよいのである。

 この記事を読んでさっそく前田速夫の著書を図書館に予約した。記事の要旨を読むと「他人のために生きるほど惨めな人生はない」とか。そうだろうか、本を読んで確認しよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿