昨日は日本画教室の日。来月開催の作品展案内状に名前がない人がいる。気になったので先生に尋ねるとどうも絵を習うのをやめられたようだ。なぜ?としつこく聞くのもよくない。どの人も年々歳を取っていく。高齢化で習えなくなるのかもしれない。
絵の教室は3時間ある。途中、先生から三次ピオーネの差し入れがある。毎年のことながらその年初の葡萄は先生からのいただきものだ。教室のティータイム前に皆でピオーネをいただく。広島の葡萄といえばピオーネ。それも三次ピオーネが有名。また岡山もピオーネの産地。というか岡山はマスカットの方が有名かもしれない。
テレビを見ていると岡山にはマスカット以上に美味な葡萄があるという。それは桃太郎葡萄で一粒ずつが桃のような形をしている。桃太郎葡萄という名前はこのテレビで知った。なんとそのお値段はテレビによると一房1万円で県外には出回らず県内で消費されるそうだ。どおりで初めて聞く名前だ。
さて絵の教室。ティータイムになった。しばし絵を描くのをやめて話が弾む。教室の人は作品展用の小さい絵をたくさん描かれている。その絵に額を入れる準備で忙しそうだ。教室が終わって久しぶり4人で近くのカフェに入る。ここで小さい絵を多く描いている人からなぜ描いたのか、の話を聞く。かなり神妙な顔つきだ。哲学めいた話を聞くのはめずらしいので聞く側も神妙になって聞く。ここで説明しきれないがそれぞれ人にはこれまで生きてきた歴史がある、そう思いながら話を聞いた。
そういえばその人が最初に日本画を習おうとしたきっかけが面白い。去年から絵を再開されたその人の友だちがいる。その人の友だちは先生が教室を開かれた初期の頃の生徒さんだ。職場が同じだった2人はその友だちが職場で葡萄の絵を描いているのをみて絵に魅せられる。それ以降、その人も日本画を習い始める。そして、ブランクを経て2,3年前に絵を再開された。友だちの描く「葡萄」の絵を見てそれ以降の自身の生き方につながったようだ。
自分自身はF6を2点出品し、小さい絵の出品はしない。小さい絵は同じコーナーに展示されて絵を見に来られた人に差し上げるそうだ。もちろん無料。話をした人は自分の絵を人にあげようとの気持ちが昂じてたくさん描かれた。どういってもこの人の描く絵は優しさがこもっているし、また絵もうまい。誰もが気に入りそうな絵である。
暑かった8月ももうすぐ終わる。今日の最高気温は34度。朝晩は涼しくなったが日中は暑くなりそうだ。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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