2022年8月15日月曜日

明かりを灯す

 先日塔婆を取りにお寺へ出かけた際、リーフを2枚いただく。うち1枚に「お盆と花火」と題した記事がある。文の始めに「明かりを灯してご先祖様をお迎えしましょう」とある。お盆のこの時季、各地で花火大会が催される。この頃はコロナ禍で例年行われていた花火大会が中止のところもある。この花火、記事によると「死者への慰霊、お盆の迎え火・送り火としての意味がある」という。打ち上げられた花火は華麗に夜空に咲き誇ったかのように思えば一瞬にして消えてゆく。その様はとても美しく、とても儚かないものだとか。それはまるで人生のように。

 またお盆には明かり(灯火)がつきものとか。これには迎え火・送り火・盆提灯、精霊棚ののロウソク、鬼灯(ほおずき)、花火などがある。これらの明かりを目印にしてご先祖様がかえってこられるという。そのためにも心の明かりを灯そうと……。

 父が亡くなって30年が過ぎた。亡くなった後のことは何もわからなかった我が家はお寺で紹介してもらってお墓の建立、仏壇の購入などその年に一気に済ませた。仏壇を購入する際もお店の人が言うままで盆提灯や仏前に供える食器などの道具一式も購入した。ところが盆提灯は母が健在だったころはお盆になると飾っていた。それも今はしまい込んだままで出そうという気力さえもない。食器に至っては買った時のままである。

 何もかも簡素にしすぎた感はあるがそれも仕方ない。お盆の法要もやめてしまった。ただ、せめてもの供養は毎月、命日にお墓参りをするくらい、と雑になっている。

 お盆に鬼灯が花売り場にあることや盆提灯の意味も記事を読んでわかった。一昨日、この記事を目にしたとき、開かずの仏壇を開けてお供えをし、明かりを灯した。普段は仏壇の前にある小さな机にお水などを供えている。

 ともあれ今日も元気で楽しk過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿