2022年8月13日土曜日

塔婆をもってお墓参り

 昨日、蒸し暑いなか、元気を出してお寺へ塔婆を取りに行く。お寺で声をかけても返事がない。中に入ってチャイムを鳴らすとお上人の奥様がおられた。塔婆を受け取ると「お茶でも……」と話される。言葉に甘えて麦茶をいただく。冷たいお茶を飲みながら「娘さんは大学を卒業された?」と聞くと2年前に卒業して塾の講師をしているという。いつの日かこの娘さんがお寺を継がれるのだろう。

 話していると次々に塔婆を取りにやってくる。長居は禁物とお寺を出て、半端ない蒸し暑さの中を我が家に拠らず、その足で塔婆をもってお墓に参る。お寺を出るとき安芸門徒特有の盆灯篭を建てなくてもいいかをどうか尋ねると建てなくていいとのこと。母が亡くなって以降、お墓に盆灯篭を建てなくなった。我が町辺りは大半が浄土真宗で我が家のような日蓮宗は少ない。そのためお盆のこの時季、盆灯篭がお墓にない家もほぼない。それに代わるのが塔婆と思うので盆灯篭を建てなくてもいいと思うようにした。

 そんな風潮の波もこの頃は変化してきたようで盆灯篭を建てないお墓もあるようだ。スーパーの店頭で売られる盆灯篭は年々、少なくなり、市販の小さい塔婆を売るようになった。お寺で頂く塔婆は1.5m×10cmでその家に関することが筆で書かれている。ちなみに@¥3000で市販の塔婆とは比べられないほど高い。

 塔婆をもってお墓へ行く。蒸し暑さも半端でなく汗がしたたり落ちる。お盆以外の涼しい日にと一瞬頭を過ったが勇気を出してお墓に参る。幸いカンカン照りでなく蒸し暑さがあった。家に着くと何か一仕事を終えた感じになる。

 お寺で2枚印刷物を貰った。落ち着いたところでこれを読む。「お盆と花火」と題した文がある。この続きは、後日に。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿