2022年2月19日土曜日

「名品の来歴」を見る

 NHK・BSで「名品の来歴」を見る。名品とは1934年に実業家の10代目浜口吉衛門によって建てられた洋館である。浜口は芸術に深い造詣を持つ人物だったらしく建物の至る所には浜口が収集した絵画や彫刻が飾られている。今、この洋館はタイ大使館の公邸になっている。というのも第2次世界大戦中の1943年にタイが浜口から当時のお金の100万円で購入したのだという。タイ大使館によると、当時、日本政府による金属類回収令により、建物や美術品が失われる危機にあった。浜口は友好国のタイに譲渡することで、建物や美術品、調度品を接収から守ろうとしたとか。

 洋館の外観も中もほぼ当時のままで保存されている。この洋館にはタイに譲り渡す前、嵯峨浩も住んでおり、ここで愛新覚羅溥傑とお見合いしてその後結婚。洋館の玄関に立つ浩と溥傑の写真もある。1987年、浩は亡くなり、その3か月後に溥傑はこの洋館を訪ねている。今はタイの大使館公邸となったが洋館に関わりある人たちが集うこともあるそうだ。浩の次女である愛新覚羅嫮生、浜口の孫である12代目浜口吉右衛門、そしてタイ大使夫妻などである。

 当時のお金持ちのすごさをこの番組を通して知った気がする。すぐになんでも取り壊す時代だが、こうやって大事に保存されてゆくのはいいことだ。洋館全体が生きている博物館のようだ。一度でいいから中に入ってみたい、と思いながらテレビを見た。

 話は変わって昨日は母の祥月命日。幸いお天気も良くお墓参りをする。その後はお宮を経由して帰る。家に着くと旅行社から旅のカタログが届く。寒い時季でもあり、また、まん延防止措置延長も決まって気持ちは旅どころではない。日本画の先生から美術館行きの変更を知らせるSMSも届く。

 何を計画するにもコロナが収まらなくてはどうにもならない。こうやって月日だけが過ぎてゆく。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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