チャイムが鳴ってモニターで応答すると仏壇の修理はどうか?を問われる。これまで長く生きていて仏壇の修理云々の話は聞いたことがなかった。世の中、様変わりしていると感じる。その前の日はなんちゃらなんちゃら研究会、と長い名前を名乗る人が来た。もう、これは宗教に間違いないと思った。家の三方が道路に面しているため、チャイムを鳴らされることが多い。が、長いことそれもなかった。油断は禁物。新聞を見ると相変わらず特殊詐欺の被害が出ている。
特殊詐欺は電話に拠ることが多い。電話はディスプレイを見て出るのでその点はあまり気にならない。ただ、迷惑電話指定にするもそれがいっぱいになってしまって新たな迷惑指定が困難な状況だ。仕方なくかかってこないような電話番号を迷惑から解除して新たな電話番号を迷惑に設定する。
長く生きているとメディアなどでいろんな事件を目の当たりにする。そしていろんな人がいると思ったり。先日、スーパーに行く途中の踏切で遮断機が下りた。その場に居合わせた見知らぬ人から近くにいた救急隊員のことを聞く。救急車を呼んだ呼ばないともめているらしい。その話の後、自身の仕事について話される。踏切近くに住んでいて町内でも有名な家の庭掃除を45年間しているという。それも早朝からの3時間で時給700円余り。一日2000円余で週5日働くそうだ。この金額は最低賃金よりも低い。かなり年配の女性で話を聞いた後、こちらの気分がふさぎそうになる。その人は雇われている人のアパートに住んでいるとも言っていた。大金持ちほど生き方が汚い!?
別れ際、雇い主に罰が当たる、と励ましてあげた。町内に古くから住んでいる人であれば雇い主の家を知っている。(汚いやり方で人を使っている)と思うとこちらまで腹立たしくなる。その人が辞めたらだれも働きに行かない、とも言っていた。悔しいに違いない。
ここまで書いてふと思った。訪問販売や特殊詐欺に関わる人たちももしかしたら何かの事情があってやっているのかもしれない、と。それでもやはりよくないことはどうであれよくない。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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