2021年10月20日水曜日

『知の旅は終わらない』

 読んでいる『播磨灘物語』は黒田官兵衛を主とする小説である。その(一)をもうすぐ読み終えるのでその(二)を借りに図書館へ行く。コロナ禍の影響なのか館内で本を読む人は少なく、借りて読む人が多そうだ。自分自身も借りて読む派で館内では読まなくなった。それでも以前は月刊誌の「文藝春秋」を館内で読んでいた。が、今はこれも予約して借りて月遅れで読む。

 司馬作品を読み始めて再来月になれば丸3年になる。飽きもせず司馬作品を読んでいる。というか飽きるというよりもさらに司馬作品にハマっていく。昨日は『播磨灘物語』(二)を借りた。同時に書架で目にした文春新書の立花隆著『知の旅は終わらない』も借りる。この本のサブタイトルは「僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと」とある。家に帰ってすぐに400頁余りの90頁辺りまでを読んだ。この本の発行年は2020年1月。翌月にはすぐに第2刷になっている。

 この時期は立花隆は健在。だが、今年亡くなる。この本は立花隆の自叙伝を読むようであり、この人の生き方が凝縮されている。まだ全部を読み終えていない。が、小さいころから人並外れて頭はよかったようだ。大きくなるにつれて好奇心があることは実践している。大学時代、渡航禁止の時代にもかかわらず原水禁運動にのめりこみ、ロンドンの国際学生青年核軍縮会議に友人と2人で渡欧を計画するくだりは圧巻だ。ロンドンのこの件の話は以前に何かで読んで知っていた。が、改めて読んで行動力のすごさにさらに驚く。最後まで読むとどんな気持ちになるのだろう。楽しみにして今日も続きを読もう。

 秋晴れの気持ちいい日が続く。家にいるのがもったいないような日。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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