2021年10月3日日曜日

混色

 家にいるのがもったいないような秋晴れが続く。昨日、日本画教室に行くと机の上に封筒が置いてある。中にあるのは来月に開催される日本画教室作品展の案内状だ。コロナ禍のこの時季、誰にこの葉書を配る?

 地塗りした木製パネルに新たな絵を描いていく。まずは木製パネルにトレースする。その後、先生のアドバイスに沿って樹木を彩色。樹木と同じような絵具を探していると絵具を自分で混色して色を作ることを教わる。これまでは先生から絵の具の色を選んでもらっていた。が、これからは絵具を混ぜて作るようにと先生。黄緑ならば黄色と青を混ぜるように……。色を混ぜて作る、ためにとネットで検索。混色表がある、ある。これを携帯で写して保存した。本来ならば小学校で習うレベルかもしれない。が、何しろ絵は苦手意識が強い。一つずつクリアしていくしかない。

 教室で混色が頭にこびりついていたのか人の机の絵皿が目に付く。どの人の机にも膠で溶いた絵皿が並ぶ。(そうか、こういうことか)と、つい口から声が出る。絵皿の席の人曰く「私も先生から色を作ることを教わったばかりなんです」と。長年習っている人でうまく描く人だ。

 緊急事態宣言解除となって初めての教室は遊ぶ話で盛り上がる。先生は1年間、八千代の丘美術館で個展開催中だ。春に教室の人たちと車をレンタルして見学した。同じようなコースで下旬に教室の人たち全員で行く話がまとまる。10月になって県北の美術館も再開となった。そこではホキ美術館特別展が開催中だ。その特別展も見ることになった。コロナ禍でどの人も外に出たい、と話はすぐにまとまる。ついでにコスモスも見たい、というと先生の家の近くで咲いていると一蹴されてしまった。我が家の周辺ではコスモスが見られない。今年は線路に咲く彼岸花も見られなかった。

 コスモスも彼岸花も見られないが確実に秋はやってくる。まさに秋日和。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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