2021年10月11日月曜日

文字について

 ネットニュースで人の名を文字に著せないのか、断りとして「たかははしごだかです」とある。この「はしごだか」の意味がわからない。電子辞書で調べても見当たらない。パソコンで検索しようとした時、もしかして「高」は「髙」と思いつく。言われてみれば「髙」は梯子がかかっているように思える。念のためパソコンで検索すると「はしごだか」があった。GOO国語辞書によると<「高」の異体字である「髙」のこと>、とある。

 日本語といえば先日、チコちゃんに叱られるで「第一番目」は誤りと番組で説明があった。旅のブログに「第一日目」と書いていた。これも誤り。というのも「第」と「目」は「はじめ」を意味するため同じ言葉の重複になるという。

 文字といってさらに思いつく。電子辞書を使って読みが判らない漢字を『漢語林』で調べている。時に「国字」の表記がある。漢字はすべて中国の漢字と思っていたらそうではないらしい。「国字」がそうだ。そう気づいたとき初めて日本で作られた文字があると知る。電子辞書で改めて調べると<「国字」は「漢字の字体にならって日本で作られた文字。ふつう訓だけで音読みがない」>とあり、<「峠」「躾」「辻」などの類>、とある。

 「国字」の文字を『漢語林』でさらに調べるといわゆる中国の「漢字」は中国語表記であるピンイン(拼音)が記されている。が、「国字」は中国の文字でなく日本独自の文字だからかピンインはない。

 漢字はすべて中国に由来する、との思い込みは大間違いと知った。日本で生まれた和製漢字である「国字」。訓読みだけで音読みがないと知って寝る前に探してみるがいつのまにか寝ていた。「国字」はどのくらいあるのだろう。ひらがな、カタカナも国字。ブログ投稿の終わりになってふと思いつく。「国字」は中国の辞書にはもちろん掲載がないに違いないと。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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