2021年1月12日火曜日

「真の人間中心主義」の世の中に

 最近、久々に肩こりを経験する。長く生きてもほとんど肩こりにならなかった。これは多分に水泳と関係ある気がする。目いっぱい体を動かす水泳もコロナ禍でプールが利用できずにいる。今年届いた年賀状に水泳教室で知り合った人からのもある。その人曰く「この一年泳いでいません。ジョギングしています」とある。ジョギングはしないが、全身を動かす点では水泳に勝るものはない気がする。とくに寒い季節はプールに浸かって全身を伸ばして泳ぐと最高に気持ちがいい。肩こりとは無縁の世界になる。

 人からよく聞いた肩こりのつらさ。この期に及んで知る羽目になるとは何とも残念。これはプール以外にも原因があるかもしれない。それはパソコン。思うように外へ出られない反動から気が付けばパソコンと遊んでいる。そして本も関係あるだろう。ずっと下を向いて読んでいる。

 今朝の地元紙オピニオン欄に佐伯啓思はコロナ騒動のこの一年を振り返って書いている。大見出しは「自然環境のバランス保て」とあり、「真の人間中心主義」のタイトルがつく。それによると「ウイルスは、地球上の生命体の誕生とともにあって、人間の遺伝子もウイルス由来のものが書き込まれている。……人は常にウイルスと共存してきた。のみならず、人間は各種の細菌ととも共存してきた。この共存のバランスが崩れると人間の体もダメージを受ける。……人間の生命の状態は自然環境とのバランスによって成り立っているといってよいだろう。…『コロナ後』は、経済の拡張によって欲望を満たすというより、人が自らの心身の養生に対して強い関心を払い、自らの生命を健康的なものに維持する時代になるべきであろう。それこそが、真の意味で『人間中心主義』というものである」という。

 これをみても「自分の体は自分で守る」しかなさそうだ。肩こりくらいで気を病んではいけない。この時刻になってやっと日が差してきた。寒い間は動きが鈍る。おのずと血流も悪くなる。そのため肩こりとなるのだろう。今朝もいざスーパーへ。これがせめてもの体を動かす瞬間!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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