2021年1月9日土曜日

2021年の年賀状

  新年に届いた年賀状を改めて見直す。写真付き年賀状は自分の子供世代の人からのが多い。年が離れた世代の人からの年賀状がなぜ多い!?別に親子2代に渡って交流があるからではない。親子ほど年齢が離れていても、様々な場所で知り合った人たちだ。それは学びの場が多い。

 写真付き年賀状の中でもほほえましく思うものがある。それは写真がまるでわが孫のような存在であり、この子たちが成長する姿を毎年楽しみにしている。お世話になった大学の先生の年賀状は子供さん3人と奥さん、など3枚の写真が添付されている。まだ若い研究者である先生は「ここ30年間で、昨年ははじめて海外出張なしでした」との文字が添えられる。

 他にも写真付きといえば同じくわが孫世代を写したようなランドセルを背負った子供さんの写真年賀状がある。今年春、一年生になるそうだ。この人の昨年の年賀状は子供さんがレオタード姿で写っている。いつの日かバレリーナとなって踊る姿を拝見したい。孫世代の男児では旅で知り合った人の子供さんがサッカーに夢中になっている写真だ。この春から中学生になるそうだ。東京に住む姪は男児2人の母である。その子供たちもまたサッカーに夢中らしくユニフォーム姿で写っている。

 写真付きではないが例年面白い年賀状を下さる人は著名人の俳句をもじっておられる。そして旅で知り合った人や旅仲間の人からいただく年賀状は旅の再開を願うものが多い。

 様々な人々と知り合った証の年賀状。今年も楽しく拝見させてもらった。本を通して知り合い、まだお目にかかっていない人からの年賀状もある。元気なうちは末永くいろんな人たちと交流し続けたい。と思いながらも旅で知り合った多くの人たちがこの世から去って逝かれる。またある人たちは体が壊れたらしく、ついに今年の年賀状は届かなかった。何度も旅をご一緒した人たちなので、もうこれから旅の道連れになれないと思うと寂しい限りだ。

 年々こちらも年を取り、知り合った人たちも同じく年を取っていく。「なにより健康が一番の財産」とつづられる年賀状も増えてきた。年賀状の最後の感想として、以前のように皆と元気で食べたり飲んだり笑ったりできる日が早く来るといい!そういう言葉もまた多く添えられていた……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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