昨年9月のお彼岸に近くの花屋で買ったペペロミアの小さな鉢植え。葉っぱがまるで蝋細工のようで、生きた植物に思えない。毎日、手に取って鉢植えを眺める。真ん中に1本伸びている葉っぱ(?)は他の葉っぱのように開こうとしない。買って以降、4か月になる。その間、2本の茎から2,3枚の新たな葉が出てくる。しかし、この1本だけはどうも他の葉っぱとは違う。そう気づいて再度手にとって近づけてみる。触ると穂にざらざら感がある。これは葉っぱではないようだ。
電子辞書のブリタニカ国際大百科事典でペペロミアを調べる。「――花は細長い尾状の花序に花被のない両性花を密生し、黄緑色で目立たないが、多数の花穂を林立させるものが多く、多肉の葉とともに観賞用とされる……」とある。
多数の花穂を林立、とまでは至らないが、1本だけ10㎝の長さの花穂が立っている。今はこの花穂の意味が分かったからいいようなものの、わからない間は、毎日これが開いて葉になるものと思っていた。そして、これがどうやって開くのかずっと疑問だった。知ってしまえば納得がいく。それにしても「花穂」(かすい)の読みを間違えていた。稲穂は「いなほ」のままなのに花穂は「かすい」の読みになる。大百科事典に羅列の「花序」「花被」「花穂」のどれもはっきりとは意味がつかめず辞書で確認してやっと理解する。
ペペロミアは屋内で育てる観葉植物でそれほど大きくならないが、次々に葉は出てくる。出てきた葉も光沢があり、まるで蝋細工に見える。手間いらずのペペロミア。挿し木で増やせるらしい。春になったら他の鉢に挿し木しよう。うまく増やせるといいけど……。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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