新聞記事を読むとき関心がある無しで読み方も変わってくる。目にするキーワード、これさえも目に留まるか止まらないかで関心の度合いに違いが出る。今朝の地元紙に「『近代化』すれば昔が恋しく 夏目漱石と明治」がある。このなかの「近代化」と「夏目漱石」に目が行く。先日、漱石の『満韓ところどころ』を読んだ。漱石が日露戦争後に出かけた旧満州国。1909年のことだ。漱石はこの中では満州の汚さを書いている。今朝のダミアン・フラナガンの記事を読むと「まるで急展開していく大日本帝国を容認するかのようであった。だが、漱石は、何千年もの間、日本文化の源であった中国を見下すという愚行は感心していなかった」とある。だが、『満韓ところどころ』では満州を見下す描写が多い。
『坂の上の雲』は第4巻を読んでいる。その合間に、昨日の池田と梅原に関する本を借りて読む。いろんなことに気が散って困ったものだ。昨日借りた梅原猛の『少年の夢 梅原猛対談集』を見ると挿絵が池田一憲で、挿絵だけを先に見ると樹木のデッサンがある。それも自分がこれからデッサンしようとしている絵と似ている。新聞記事を読んで記事に感動し、梅原猛の本に描かれた挿絵を見てさらに驚く。いろんなことに関心を抱けばさらにいろんなことに興味がわいていく。いろんなことに興味を示せばさらに毎日が楽しくなる。
昨日午後はプールで泳ぐ。連日いいお天気で気温も平年より高い。更衣室で、はじめて利用するという若い女性と出会う。38歳と言っていた。利用するプールは福祉センターのプールなのでシニアが大半を占める。若い人は泳ぐのかと思いきや水中歩行だけのようだ。それも浅い方での水中歩行。肩まで水に浸からないと水中歩行の価値がない気がする。しかし、これも個人の考えで外野はとやかく言えない。
ともあれ今日の元気で楽しく過ごしましょう!
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