能古島(のこのしま)、と聞いて作家の檀一雄が住んでいた島とかコスモスの島を想い浮かべる。昨夕、BSでこの島に住む「睦子ばあちゃん」を番組で取り上げた。19歳で島に住む人に嫁ぎ、島をアイランドパークにして50年と話す。その間、初めの10年は思うような経営ができなかったらしい。
コスモスの咲く時季はこの島や生駒高原が観光スポットだった。コスモスが好きなのでいつか行きたいと思っていた能古島。まだ出かけていない。コスモスは時季になれば自然に咲くものとばかり思っていた。ところが50年も前からアイランドパークとして手入れがされて事業として成り立っている。全国からの観光客は花の咲く時季ごとに絶えないようだ。
アイランドパークにしようとしたきっかけは「人はいつか疲れてくる、それを癒すには花しかない」と亡くなった睦子さんの旦那が考えたという。その結果、50年前にお金を借りて芋農家からアイランドパークに転換させたとか。先見の明があったといえばそうかもしれないけど、それにしても家族で経営とは大変だ。
この頃のバスツアーではコスモスの時季であっても広島から能古島行きはあまり聞かない。というかいろんな観光地でコスモスの栽培がされているためにわざわざ遠くまで行かなくても、との思いがあるのだろうか。生駒高原のコスモスツアーもこの頃はないようだ。
まだ子供だった頃、我が家の庭にもコスモスが咲いていた。睦子さんが話すように花を見て怒る人はいないだろう。能古島へ行ってみたい。だが、自然に花が咲いているとずっと思っていたので人の手が加わっていると知り、ちょっと行く気も失せる。菜の花畑もほかの花も自然ではなくその都度ポットから出して植えている。県北の国立備北丘陵公園も職員が花を植えている…。
昨年の今頃、ポーランドで見た一面の菜の花畑。これも人の手が入っているのだろうか。そうだとしたら大変なことに思える。そう思わず自然に菜の花が咲いていると思いたい!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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