2018年5月8日火曜日

『跡無き工夫―削ぎ落した生き方』&旅のカタログ

 一日に一度は外に飛び出るようにしている。だが、雨の日が続いて自転車にも乗れず家でおとなしくする。郵便受けを見ると旅のカタログが2部届いている。1つは九州の旅行社でもう1つは国内の宿専門のカタログ。宿のカタログは一度利用したことがあり、それ以来届くようになった。しかし、今はネット社会。泊まる宿はすぐに検索できる。九州の旅行社のカタログは最近の傾向として旅のランクを格付けするのかやたらとビジネス利用が多い。
 
 2月に出かけたAustralia。ツアー客の数名はビジネス利用だった。エコノミー料金にプラス32万円も多くかかる。この追加代金は本来の旅の費用よりも多い。届いたカタログを見るとやたらと旅費が高い。それはビジネス料金での掲載だった。エコノミー利用は表示の旅費からマイナス20万円になる。

 ビジネス利用はお金持ちだけ、との理由ではなさそうだ。飛行機の長旅で腰が痛い人は横になって利用可能なビジネスが好まれるらしい。去年のポーランドの旅でもやはり腰が悪い人がそう話していた。

 ビジネス利用は経験がない。というか貧乏人はエコノミーで満足する。それでも飛行機の座席の格付けがされる。搭乗するといきなりプラス2万円でプレミアム席云々との機内アナウンスがあったりする。あまりぶつくさ言っていると貧乏な年寄りの冷や水と言われそうだ。確かにそうだけど…。それでも元気に楽しく旅をしている。

 旅といえば今朝の新聞折込紙にバス旅のチラシがある。一か所行きたい場所がある。しかし、行きたい日の前後に遊ぶ予定がある。昨日、ホームコンサートの案内が送付されてきた。こちらが優先して日帰り旅は諦めよう。ホームコンサートは今月末に開催される。前回話されていた通り、ゲストはフルート奏者。一緒に演奏できるらしく早速楽器を持参して参加する旨、メールで連絡する。

 2,3日、お天気が良くない。それでもなるべく家から外に出るようにしよう。動かずにいると旅もできなくなりそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

 以下は先日読んだ本からの抜粋。『跡無き工夫―削ぎ落した生き方』(細川護熙 角川書店、2009年)。

★一線を退いてなお自分を輝かせられるような生き方とは、当然のことながらある日突然できるようなものではなく、若い頃から、日々どれだけ「生きる」ということをしっかりと見据え、それを肝に銘じてきたか、ということなのではないでしょうか。173p

★永い時間の流れの中で、人間が必死になってやっていることはいかばかりちっぽけなことか。過ぎたことをくよくよしてみても仕方ないし、まだ来ない先のことを心配してみてもどうしようもない。あくせくしても始まらない。それが人生です。だからといって虚無的になることもない。自分の信念に基づいて、大輪の打ち上げ花火のように、事に当たってはドーンと思い切りよくいこうという覚悟を持って臨んでいく。それが「一日生涯」「明日は御座なく候」の心根です。180p

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