さらっているショパンの🎵ノクチュルヌハ短調(遺作21番)🎵。この曲には「ラの♭」(ソの♯)のキーが頻繁にある。これは「G♯キー」という。G♯キーは左手の小指で押さえて吹く。ところが長くフルートを習っていても素早くキーに触れないでいた。このことを左の小指が短いからだと言い訳にする。
今年はG♯キーに素早く触れるのが課題だ。昨日レッスンで先生から左手の小指をこのキーに近づけて吹くようにと諭される。それでも心で「小指が短いんじゃ」と思いつつ吹く。何度か言われるうちフルートに左手全体を近づけたのだろうか、うまく吹けた。「これ、これ!」と吹いた後、自分で驚く。フルートを持つ左手の角度を変えただけでG♯キーに楽に小指が触れる。これはまさに目からうろこが落ちた瞬間だった。
フルートは両手の指10本をフルに使って吹く。そのため、フルートを支える指がキーによって少なくなることもある。そうなると音も微妙に変わる。これではいつもきれいな音で吹くことが出来ない。
左手の小指で押さえる「G♯キー」。うまくできそうだ。気分良くしてレッスンを後にする。八丁堀まで歩いて午後3時、気に入ったカフェでティータイム。一休みした後、今月いっぱい開催中の日本画展に出かける。会場は某金融機関のビル10階にある。「春の日本画展」と題されて「麗かな季節の美にふれ春を憶う」のサブタイトルがつく。
文化勲章、文化功労受賞者などの作品が40点近く展示される。何と堀文子の「椿と山吹」の絵もあった。やっぱり堀文子の絵はいい!じっと見入ってしまった。他にも吉原慎介の「緑陰」、小栗潮の「三色菫」、栗原幸彦の「黄菖蒲」もよかった。「三色菫」の菫の描き方を見て描いてみたくなる。
絵を堪能した後はソファでビデオ鑑賞。いつもの如くお茶が運ばれる。いただくお茶を飲んで何と美味しい、と思わず声が出そうになる。それほど美味しいお茶が出る。それにしてもこの金融機関のなんという至れり尽くせりなことか。昨日の朝、この金融機関とは別のところで年に一度の証書の書き換えに行く。「何と異なる応対よ」、と影の声。
自宅最寄りJR駅を降りて家に向かう途中、白いゴールデンレトリバーの飼い主と出会う。ところが犬がいない。おかしいと思いながら歩いていると似た犬を連れた半パンの若者に挨拶される。「知っている犬と同じじゃ」と話すと代わりに犬を散歩させているとか。相手は誰かわからないので尋ねると「光〇寺」と話す。しかし隣町に住んでいるらしい。「何で隣町?」と聞き返すと寺を手伝っていると言う。寺の名前を聞いたので、この辺りの人は小さい頃、そこへ通っていた旨、告げる。また「われらは仏の子供なり~」の歌を知っているかと問うと知らないらしい。「何で知らんのん?」とさらに問うと子供と接触しないと言う。何者かが分からないうちに家に着く。「じゃ、住職の卵?」と聞くと「僧侶!」と返事がある。「悪いこと言ったね」と謝って家に入る。
後で気づく。わが家は浄土真宗ではないのでそのお寺との付き合いがない。母がよく「伴僧さん」と言っていた。昨日のお坊さんはお寺に住まず通っているそうだから通いの伴僧さんだろう。失礼なことを言ってしまった。思い出してもなんか可笑しい会話だった。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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