第376回広島交響楽団定期演奏会に出かける。今回は「秋山和慶 終身名誉指揮者就任記念≪挑戦≫」と銘打った演奏会。演奏曲目は以下のようであった。
♪ドボルザーク 序曲「自然の中で」Op.91
♪ドボルザーク ピアノ協奏曲ト短調Op.33
ピアニストに伊藤恵を迎える
♪ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲
ドボルザークは知られた作曲家。しかし、3曲目のルトスワフスキは初めて聞く作曲家。ポーランドの作曲家らしく、この曲でユネスコ国際作曲会議の第一位を受賞している。またも、ポーランド…と思って真剣に聞く。しかし、今にもドイツ軍やソ連軍がポーランドに攻めてくるような気がする曲だった。もらったプログラムには「民謡を基に旋律線を…」と解説がある。この「旋律線」が「旋律戦」と置き換えてもいいように思えるほど、敵の軍隊が攻めてくるように聞こえた。今朝の地元紙にはその模様を「激動の歴史と不屈の精神をにじませる熱演で聴衆を圧倒した」とあるから満更間違って聞いていない気もする。
2曲目のピアニストととの協奏曲の演奏が終わるとアンコール曲を期待した。ところが残念ながらそれはなかった。
先日、三原のポポロでクラッシックの音楽雑誌『ぶらあぼ』を入手した。この本には全国のコンサートホールで開催されるクラッシックコンサートやクラッシック音楽家のコンサート情報が満載されている。地方に住んでいるといわゆる有名な演奏家の演奏会はそれほど多くない。それでも広響定演のゲストで名が知れた人の演奏を聴く機会がある。新年度の年間スケジュールを見るとほぼ毎回特別ゲストが国の内外からやって来る。これは広響定演を聞く楽しみとなる。
予定を見ると定演の開始時刻が夜に限らず、午後から開始が増えている。これも多分に、聴衆の年齢が上がりつつあるから!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿