2017年7月25日火曜日

「義を見てせざるは勇無きなり」

 今朝の地元紙の国際・総合を見る。いいニュースはなく悲惨な出来事ばかりだ。なかでも「サハラ密航放置死多発」は眼を覆いたくなる記事だ。欧州に向かう移民が密航業者に置き去りにされ、飲み水に尽きて死亡するケースが相次いでいるという。業者から金銭を要求されて支払いを拒むと車から降ろされて死に至る。移民そのものが正当であれば密航業者の手を借りなくてもよい。好んで密航業者に願い出る者はいない。国を出たくなる困難な状況が移民へと駆り立てるのだろう。それにしてもサハラ砂漠で車から降ろされれば即、命が亡くなることは密航業者にもわかるだろう。すべては経済的に困窮している人たちの金銭の奪い合い!?

 去年冬、モロッコに行った際、サハラ砂漠へ四輪駆動車に乗って出かけた。現地の人しかわからないというサハラの地理。もしも我々がサハラで起き去りにされれば、それこそ命も尽きてしまう。

 こういう記事を見る度、何とかならないのかと思う。そういえば、NHKのアナウンサーだった内多勝康は何かの記事で、「義を見てせざるは勇無きなり」との思いから早期にNHKを退職して福祉の道に進まれている。「2016年3月限りでNHKを退職し、国立成育医療研究センターが運営する医療型短期滞在施設“もみじの家”のハウスマネージャーに就任。転身のきっかけは、『クローズアップ現代』にて病気児童とその家族の医療ケア問題を取り上げた放送回を自身が担当してから、『医療的なケアを必要とする子どもと家族の支援をしたい』と考えるようになったからだという」。(ウイキペディアより引用)

 内多氏が担当の放送番組はよく見ていた。優しそうな人だった。ヒト・モノ・コトに心動かされたら、即実行する人は素晴らしい。ああ気の毒、とか可哀想とか思わず自らが行動を起こす。なかなかできることではない。それよりもまあ楽しく生きよう、とばかり思ってしまう。これじゃ駄目じゃ、とわかってはいるけど勇気がない。昨日は午前中から泳ぎに行く。夏休みの期間、人が多すぎて思うように泳げない。来月いっぱいはそれも仕方ない。ともあれ、国の内外を見ても諍いばかり。何とか平穏な毎日になれば…。

 内多氏が座右の銘とする「義を見てせざるは勇無きなり」はネットの故事ことわざ辞典によると以下のように書いてある。


【注釈】




孔子の言葉で、『論語・為政』に以下のようにある。
「其の鬼に非ずして之を祭るは諂うなり。義を見て為さざるは勇無きなり(自分の祖先ではない霊を祭るのは諂うことである。人としてなすべきものだと知りながら、それをしないことは勇気が無いからだ)」
「義」は儒教の五常(義・仁・礼・智・信)の一つで、筋道の通った正しい行いのこと。



0 件のコメント:

コメントを投稿