午前中、掃除機をかけようとすると台所の火災報知器が鳴り響く。天井を見上げてどうすればよいか一人思案顔。暑い毎日、鳴り響く「火事です!火事です!…」の音。どうすればいいのだ、とまたもや思案顔。しかし警報は一向になり止みそうにない。踏み台を用意するが、報知器まで手が届かない。仕方なく、テーブルに上がる。だが、足元がふらつきそうで怖い。ここから落ちて怪我でもしたら、それこそ人生も終わる気がする。慎重にテーブルに上がると報知器に手が届いた。あたりかまわず触っていると何とか音も止む。それでも、赤いランプはついたままだ。一度テーブルから降りるとまた鳴りだす。困った!最後の手段に打って出る。またもやテーブルに上がり、報知器を触っていると蓋が外れた。テーブルを降りて中の電源を抜く。
もしも家に誰もいなければ永久になり続けるのだろうか。夜中に鳴り響かれてはたまったものではない。幸い我が家の1軒となりは消防署の分団がある。それを信じて台所の報知器は外すことに決める。ネットでこれについて調べるとやはり誤作動は多いらしい。文明の利器も進化すればするほどヒトが振り回される時代になった。ヒトも常に進化しないと時代の波に乗り遅れそうだ。
今朝起きるとどこからか聞こえてくる消防車の音。我が家の2階の報知器が鳴りだしたのかしばし様子を見る。どうも我が家ではない。しばらくすると消防車の音が近づく。他所で火事!?おかげで臭いや音に敏感になる。
さて話は昨日の日本画教室。報知器の誤作動もあって遅れていく。本画に仕上げている落ち葉の絵。先生は描く途中の絵全体に深緑系統の色を施すようにアドバイスされる。それも2度にわたって施す。どういう意味かよくわからないまま、黙って筆を動かす。乾いた我が絵を見るとまるで古い油絵のようになる。この上にさらに色を付けるように、と先生。鮮やかだった絵が先生のアイデアで絵に落ち着きが出てくる。昨日は途中で描くのを終える。それにしても日本画は作業というか描く手順が複雑すぎる。だから誰もが長く画を続けておられるのだろう。頑張って続けよう!それにしても朝から暑い!セミの鳴き声も聞こえてくる。
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