2017年6月14日水曜日

ヴィラ・ロボス♪ブラジル風バッハ第5番アリア♪

 フルートのレッスン後、歩いて三越裏にある画材屋に出かける。「方解末をください」と告げるとお店の人曰く「何両ですか?」。「何両?と言われてもわかりません」とさらに話すと瓶に入った方解末を見せてくれる。それほど大きな瓶ではない。「これを…」と言いかけそうになって気づく。「両」とは商品を売る量の単位と。それでも何両でなく何gならば大凡の見当がつく。店員の目の前には秤量の秤が置いてある。子どもの頃に見た粉薬などを測る秤だ。この秤にも驚く。

 何度聞いてもわからず、金額で注文する。家に帰って品物を見ると品番9で5両、600円だった。次はスケッチブックを購入。日本画の人からばら売りの用紙を売っていると聞いていた。そう告げると大きな用紙を出される。水彩画用か何用かと聞かれ日本画用と答える。これもまたおかしな返答らしい。「F6の大きさで…」とお願いするとメジャーで測り始める。ああじゃこうじゃとやりとりの挙句「スケッチブックの方が安くつきますよ」とスケッチ帳を出してくる。これは重たいのでばら売りをと思った。ところが店員の言う通りスケッチブックを購入する。

 それにしてもまるで子供のお使いと同じだ。わけがわからず買いに行った結果がこのありさま。「ほんまに日本画、わかっとるんかいね」と自問自答する。

 昨日は購入といえば他にもフルートの楽譜がある。先生にお願いしていたヴィラ・ロボスの♪ブラジル風バッハ第5番アリア♪。遠藤剛史編の『フルートによる愛の歌曲集』に収められている。曲集の「はじめに」では「いろいろなものが氾濫、錯綜し、オリのなかのねずみのような強迫観念に囚われてしまいそうな時間の流れの中で、いい音を、いい音楽を求めるのは大変なことだと思います。だからこそ、それが必要だと思うのです。…」と書いてある。「いい音楽」を求めてこの曲にたどり着いた、といえば様になる。ともあれ、この曲が気に入ってしまった。先生に感謝!


 楽譜をしみじみ眺めて動画と聴き比べる。途中、楽譜とアレンジが異なる。スローな曲で息が続くのか心配になる。発表会のソロで吹く♪天使のミロンガ♪。先生の前で吹くと出だしは自分でも上出来だった。今日からもう一つの候補曲である♪ブラジル風バッハ…♪を練習してどちらをソロにするか決めよう。ともあれこれまでさらっていた♪アンネ・クライネ・ナハトムジーク♪はどうにかしあげる。

 なお動画は新たに見つけたヴィラ・ロボスの♪ブラジル風バッハ第5番アリア♪から。

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