福屋で開催中の院展。先日、駅前店会場で気に入った永井健志の「あはれ」。気に入った割には全く記憶にない。昨日、再度訪れて「あはれ」を眺める。やはり、この絵がいい!ネットでこの人について調べるとまだ若手の画家だ。春の院展にも「あはれ」がある。同じ絵を出品、と思ったら少しだけ違っていた。
それにしてもなぜこの絵が気に入った?今、落葉を描いているので「あはれ」にある「葉っぱ」に惹かれたのかもしれない。広島での個展があれば見に行きたい。
帰宅後、近所のスーパーへ出かける。自転車で出かける途中、突風で帽子が飛ぶ。帽子を追いかけながらの自転車は危ないことこの上ない。被るのをあきらめて自転車に乗る。スーパーで買い物を終えるとレジでシルバーカーを押す老紳士に出合う。シルバーカーを這った感じで押している。きっと、お元気なころは背が高かったのだろう。先にレジを、と告げると横のレジで並ばれる。だが、シルバーカーの上に置いた買い物籠をレジ前にあげるのが大変そうだ。籠をレジ横においてあげるとにこっとされる。買い物した商品はレジ袋を購入してレジの人が入れてあげてた。2000円近くの買い物だった。
それにしても這い蹲ってでもスーパーへ買い物に来られることは素晴らしい。病院や施設で老後を過ごすのでなく、なるべく家で最後まで生活したいもの。母も常々「這ってでも家にいたい」と話していた。昨日の老紳士もその気概を持っておられるのだろう。自分自身もその気持ちが強い。こういう人を見るとヒトゴトとは思えない。みんな頑張って生きている。見倣わなくてはいけない!
0 件のコメント:
コメントを投稿