旅で知り合ったお坊様たちに教えてもらった青山尼僧。新年早々、図書館で新聞を読んでいると下段に大きく著書の紹介記事がある。しかし、新聞掲載の新刊はまだ読んでいない。先日、以前出版された『くれないに命耀く』、サブタイトルは「禅に照らされて」(青山俊薫 春秋社、2016年)を読む。
昨年と一昨年、広島で開催された尼僧様の講演会に出かける。昨日も講演会主催者から来月末の講演会案内が届く。早速、申し込む。それにしても、人と話をしてなんとなく聞いていることであっても頭の隅に残っていたとは…。その結果、話題の人の話を聞く機会となる。以下は最近読んだ本の抜粋。
★「捨てる」ということは「択ぶ」ということである。二つのうち一つを択ぼうと思ったら一つは捨てねばならない。沢山ある中よりたった一つを択ぼうと思ったら、あとの全部を捨てねばならない。捨てて捨ててゆく人生というのは、云いかえれば択んで択んで択び抜いてゆく人生といえよう。66p
★過去がどんなにすばらしくても、今が駄目なら駄目なのであり、過去がどんなにつまらなくても、今がよければよいのである。どんな過去であろうと、それを生かすも殺すも、一つに今ここの生きざまにかかっているのであり、今ここの生きざま一つで開かれた明日が閉ざされもすれば、閉ざされた道が大きく開かれもするのである。73-74p
0 件のコメント:
コメントを投稿