2015年10月29日木曜日

『洞窟おじさん 荒野の43年』

『洞窟おじさん 荒野の43年』、サブタイトルは「平成最強のホームレス、驚愕の全サバイバルを語る」(加村一馬 小学館、2004年)を読んだ。

2,3か月前にBSで見てこの話を知った。本を読むと2004年の出版。ということは世に知れ渡って10年以上にもなる。両親からの虐待を受け、13歳で家出。一人ぽっちで野獣のごとく生きていく。本で読んでも凄い。ましてや実際の生活はいうほど簡単ではないだろう。

読み進めていくと、日本の戦後の文化というか文明の発達ぶりがよくわかる。この人が世に知れ渡ってからと言うもの何もかも初めてのことばかりを経験。トイレ事情ひとつでも洞窟おじさんの驚きぶりがよくわかる。同時代を生きている。これを読むと戦後の日本の発展ぶりもわかってくる。その一方で、人を怖れて世間から取り残されてひっそりと生きてきた人もいた。

現在の洞窟おじさんをネットで調べると顔つきが優しい。身内はもちろん、世間の人を避けて生きてきた人の顔とは思えないほど柔和な顔つき。もともと罪を犯して世の中から隔離されていた人ではない。人の優しさを知って人間らしさを取り戻した本来のこの人の顔だろう。

昨日は旅に出るので姉に電話する。だが出てこない。仕方なくメールで連絡。ついでに姪にも知らせる。夜、2人と電話で話す。姪曰く「今年は旅行強化年。来年は普通に戻って年に3回行くことにする!」。今年は来月も再来月も行く予定らしい。それにしても「強化年」とは良い言い方。

旅好きの姪から旅に関するアドバイスを受ける。持参する着替えの服は風呂敷に包むと便利だと。前回の旅に風呂敷を持参。確かに風呂敷に包んだ服を広げると何があるかよくわかる。

姪を海外に最初に連れ出したのは叔母である私。それがいつの間にか何もかも追い越されてしまった。旅にも出かける時期(気運?)があるという。うまく言い当てていると思いながら電話で話す。それにしても旅の荷物が少なすぎる。大丈夫!?

ここで余談。全く知らない人のツイッターのプロフィールに「人生の旅の荷物は夢ひとつ」とある。誰の言葉か知らないが素晴らしい!旅の荷物は少なくていい!

今日午後はプールへ行こう。今日も元気で!

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