2013年8月20日火曜日

「居抜き」

空を見上げると真っ青に晴れ上がっている。いくぶん秋の気配?を思わせる。だが、日中の暑いこと、暑いこと。昨日は最高気温36度。この夏一番の暑さと感じる。40度や41度の四万十市はさぞかし暑いことだろう。

この暑さでエアコンはフル回転。昨日は朝、ゴミだしのあとは夕方、庭に水を撒くだけで一切外出せず。

ゴミだしで近所の4軒とばったり出会う。話を聞くと隣組の人が熱中症がどうか知らないが救急で運ばれたとか。その話を聞いたばかりなので、余計暑さに気をつける。

だが、暑いといって家にばかりいるのは心身ともにいいことではない。一瞬泳ぎに行く気になる。だが、何といっても暑すぎる。泳ぎは金曜日にお預けに。

外に出ない分、家で本を読む。1冊は柳田邦男の『言葉が立ち上がる時』、もう一冊は亀山郁夫の『偏愛記 ドストエフスキーをめぐる旅』。

柳田の本は集中して読んだ。近いうちブログにアップしよう。亀山の本は読みかけ中。この亀山の本は文庫本で読みやすい。というか、この人に関心を持って読む。久しぶり、本らしい本!?

柳田の本は精神をわずらった次男の自死をもとにして書かれている。こういったことは大概、引きこもりの人が多い。

この引きこもりは以前からあった言葉だろうか。若い頃、学校を出て仕事につけない期間がすこしあった。その間、家に引きこもる、ということを聞いたことがない。また、若い身分で何もせずぶらぶら過ごすことに後めたささえ感じた。

今朝の地元紙をみると、引きこもるどころかアメリカに渡り、イチローの妻の美容院を「居抜き」で買っている人がいる。この「居抜き」、居合い抜きは知っている。だが、これは初めて知るキーワード。辞書をすぐ調べてやっと理解する。何とお粗末。

その人は広島県北出身の児玉浩史氏。イチローに美容師の技を認められ、シアトルで奮闘し、常連客も増える。2009年、イチローの妻の店で働き、認められてその美容院を「居抜き」した記事。

何でもいい。とにかく外へ飛び出してやってみる。若者は家に引きこもってはいけない。一人閉じこもって考えれば、ますます泥沼へと考えは深まるばかり。

若い頃、人から言われる言葉に敏感に反応していた。そしていつも先々を考えて悩んだこともあった。今となってはそれも懐かしい!

そして仕事に行き詰ると、「命まではとられはしない」と先輩からよく笑って言われたりした。くよくよした性格も今はどこへ・・・?

今となってはこういってくれる人もいないのだろうか。それとも皆、自分のことで精一杯なのだろうか。

何であれ、どんなに生きても一生は一生。母はいつもそういって慰めてくれた。楽しく生きるほうがいい、と言いたかったのだろう。

そう、今日も楽しい一日を!

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