こう暑さも続くと日中に用がなければ家にいる時間が長くなる。友だちに電話したり、メールをしたり。それも飽きると本を読んだり、フルートの練習をする。また、買い物などは太陽が沈みかける時間帯に自転車で出かける。そして究極はあまり見ないテレビを見たりする。
昨夜は徹子の部屋に姜尚中が出ていた。数年前に長男を自死で喪う。先日、読んだ柳田邦男の本でも次男を自死で喪っている。それぞれ25歳前後、引きこもり、精神をわずらう、の3点が共通点。
夜のニュースでは65歳以上の一人暮らしの男性の17%は2週間に一度くらいしか電話や直接会って話をすることがないとか。ところが女性はその4分の1と少ない。
それもそうかもしれない。一日も人に会わない日はない。というか、玄関を開けて一歩、家を出ると誰かと出会う。出会おうと思わなくても自然に出会う。そういう環境にいるのかもしれない。また、ずっとこの町に住んでいるからかもしれない。
いずれにせよ、人と話をせず、家に引きこもって過ごすことは考えられない。
夜には眠たいのを我慢して「真夏の夜の美輪明宏!」の番組を見る。やはり第一線で活躍している人にはえも言われぬオーラが漂う。若い人々の間で再ブレイク中とか。
自宅での取材もある。さすが一流の芸能人。豪華な室内。だが、かなりストイックな生活らしい。タバコ、お酒は飲まず、遊びにも行かない。ただ仕事先と家の往復だとか。
美輪は「何かを得れば何かを失う」という。
確かにそうだろう。また、母の話題で申し訳ない。つい、母の言葉がまだ頭を掠めてしまう。
母はいつも言っていた。「すべてが揃った人はいない!」と。この言葉は「何かを得れば・・・」と同じように思える。母が元気だった頃、弱音を吐くことがあった。その都度、母は励ます意味で話してくれたのだろう。
美輪は羨ましい人がいないと言い切る。この世で何の問題も抱えない人はいないからだとそのように言う。
先ほどの2人の偉い人たちでさえ、誰も不幸を背負っていたとは思わなかったはず。ところが、2人とも先の震災を機に、事実を述べ始める。
先の震災は多くのヒト、モノ、コトを奪っていった。だが、それはもしかしたら悪いことばかりとはいえないかもしれない。これからいいコトもあるだろう。
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