2013年8月29日木曜日

旅のチカラ

最近、女優自身による自分史というか私小説というのが流行るのだろうか。悪く言えば自身による暴露本!?

昨日は岸恵子が「ゆうどきネット」に出演し『わりなき恋』を書いた話などしていた。少し前は有馬稲子が自分史を書いて話題となる。今日は「徹子の部屋」に安部公房との関係を書いた山口果林が出る。 いずれもいわゆる「恋愛」ではない。それを自分史として書物で発表する。これも世の流れか。

これとは少し意味合いが違う。それは先日、姜尚中が自死した息子の名を世に残したいとして『心』を書いたとテレビで話す。

女優は自らを表現するのが仕事。それを文章という手段で書き残す。また作家も文章として表現することが生業。共に自らが生きた証を文章として残す作業は同じ表現方法だろう。

俗に言う名の知れた人たちだから、読む側も興味半分で読むのだろうか。ご多分にもれずミーハーなところがある。そうかといって、本を買ってまで読む気はない。本は図書館の予約リクエストで予約する。

 相変わらず、岸恵子の本も二百数十名の予約待ち。 とはいってもこのヒトもそうだけど有馬稲子のときも人間の品性が見受けられる。同性が見てもいやらしさがまったくない。このあたりにも人気があるのだろう。

さて話は変わって昨夜のBS「旅のチカラ」。辻井伸行のフランスのセーヌ川の光景を即興曲で表現する。これは見ていてどう表現すればいいのかわからないほど感激する。辻井の持っている神業に近い表現力。

どこかヒトより欠けたところを持ち合わせれば、それ以上というかその何倍もの素晴らしい器官を神様はお備えになる!? たとえ目が不自由でも体全体でその地の光景を感じ取り、それを音で表現する。

当然、五線譜を紙に書き取るわけではない。じっと耳を済ませて、その光景の隅々までを説明する係りのヒトの言葉の中で掴み取る。もう素晴らしいの一言。 フランスの画家からは筆を手でつかんで絵を描くことも教えてもらっていた。それにしても彼の頭の中はどんな風になっているのだろう。

体の不自由な人たちと海外で一緒になったことを思い出す。海外に行き始めのころ、出かけた中国では夫婦とも耳が不自由だった。添乗員はツアー客への連絡をその人たちにはすべて筆記して渡す。

さらに20年近く前に出かけたイランの旅。この旅では東京から一人参加の女性がいた。その人は両足の膝から下が義足だった。飛行機で隣り合わせになる。座席に着くや否や、義足の話をされた。

だが、どの観光地も皆と同じように歩かれる。大型バスに乗る時は先ず、松葉杖をバスの中に投げ込み、這うようにして乗車される。 だが、決して人の手を煩わされず、すべてなんでもされていた。東京在住で車の運転もされるとのことだった。

他には、10数年前の南アの旅では家族4人ともが聾唖者だった。若い娘さん2人とその両親。このときは、なぜかその人たちと話す度、涙が溢れることもあった。 この3組の人たちはどのヒトも健常者以上にお元気で、活き活きして旅をされた。

旅に出て、いろんな人たちに出会う。これは貴重な体験。 これこそ旅のチカラ!?そういえば、スリランカの旅で知りあった宮崎の方丈様から先日、冊子が送られて来る。いろんなヒトから元気をいただく。ありがたい。

今朝は台風の影響かはっきりしないお天気。今日も元気を出そう!

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