2013年8月13日火曜日

仏壇の父母と対話!?

年に一度素顔を見せる我が家の仏壇。時に姪のチビたちに「開けて、開けて」とせがまれて扉を開けることもある。

中のほこりを取り払い、きれいに整えてその日を待つ。両脇の花瓶に新たな花を活け、お供えの菓子類、果物そしてお鉢とお水などを供える。明かりを灯し、ローソクを立て、線香、座布団、お布施を用意する。とはいっても横着をして今年もとうとう盆提灯は出さずじまい。申し訳ない。

先ほどお寺から届いたリーフを見るとお盆の法要は「棚経」と書いてある。この言葉は初めて知る。 

昨日は暑い中、先日お寺で行われたお盆法要の塔婆2本を受け取りに行く。お寺につくとお上人は境内におられる。挨拶をして塔婆をいただく。だが長い塔婆は自転車に乗って帰られない。

押していると、地元の古い薬局前で老婆が一人困った様子。事情を聴くと、電気がついているのにお店が閉まっているという。 その人はかなり遠くから歩いて薬を買いに来ている。

気の毒に思い、裏の方に廻ったり、近所の人に聞こうとするがどこも留守。一人留守でない家がある。やっとこさで玄関まで出てもらう。だがその人は耳が遠い。何を話しても埒が明かない。

諦めてさっきの老婆にその話をする。その人はお礼に・・・と言って札を渡そうとする。ついには自転車にお金を入れる。だが受取るわけにはいかない。 携帯電話を持参していればその薬局に電話をかけることもできた。生憎、近所に出かける時は持ち歩かない。 

暑い中、その人が本当に気の毒になる。「気をつけて!」と声を掛けてその場を離れる。 

昨日の朝、友人から電話で1ヶ月後にある、ある会合に出席するよう誘われる。いつも人から何やかやと親切に誘ってもらう。それはこれまで経験したことのないことが多い。これほど親切にしてもらうのだから、たまには他の人にもお返ししたい。 

今日はこれからお上人さんが参られる。仏壇に鎮座する我が父と母。まだまだやりたいコトがたくさんある。それが終わるまでは二人のいる涅槃へ行かれそうにない。 仏壇に対座する度に流れていた涙も今はもう大丈夫。後30年いや100歳まで見守っていて!それまで元気で頑張るけん・・・。

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