昨日は朝5時半起床で、出雲大社、一畑薬師へバスで出かける。ここへは十数年前、母と2人で泊りがけで初詣をしたことがある。昨日、同じコースで出かけてみて改めて母にとっては寒かったのではないか、また、厳しい地ではなかったのかと思いを馳せる。
その反面、90歳近くになって出かけたことを思うとそれなりに元気だったのだろう、とも思う。
父が亡くなってから母が病に伏すまでの十数年間、年末年始は各地のホテルで過ごした。その時は母と2人か、姪を伴う3人でのお正月だった。だが、昨年のお正月からはただ独り。
2回目となる今年の独りだけのお正月。少しは淋しさにもなれてきた。年々淋しさも薄らぐのだろう。
お正月に初詣に行こう、と友だちを誘うと同行者があらわれた。2人でツアーに参加する。
バスの集合先までの最寄駅エレベータで初詣に行きそうな人に出会う。声をかけると偶然にも同じバスツアーの人だった。
バスは定刻どおり広島駅前を出発し、高速道に入る。トンネルを抜けると「そこは雪国だった」。同じ広島市内でも十数分バスは進むと、まるで別世界の雪景色。これで山陰はどうなるものやら・・・との心配も他所に出雲も一畑も積雪はない。
ただ中国山脈を越える辺りではどこも銀世界。途中、今年初めての日の出も拝む。
バスは予定よりも1時間早く到着。出雲大社につくころにはお参りを済ませた神輿の行列2組をバスの中から見る。
現在、出雲大社は「平成の大遷宮」を行っている。昨日の地元紙によると、本年5月の「本殿遷座祭」でそれもフィナーレとなる。その際は、仮住まいの仮殿から本殿にご神体を運ぶ神職の神輿行列は、全国の神社などから駆けつける手伝いを含めて130人ほどの大行列になるという。
仮本殿でお参りを済ませると長い列を目にする。その列にわけもわからず並ぶ。前の人に尋ねると修理中の本殿にお参りする列だった。
30分くらい並んでいると体よりも両手が冷たくなる。GWに出かけた山での冷たさが蘇る。やっとお参りをする順番が廻ってきた。5,6段、階段を上ったところにお参りするところがある。2人ずつ、お参りする。時間がかかる理由もわかる。
看板横の階段を上がってお参りする |
お神輿の行列 |
横から縦に立てられた旗? 出雲大社境内での地元保存会の神事 |
四方からのロープで縦になった旗(?) |
出雲といえば出雲そば。どのお店もお参りする人でおお賑わい。とろろ入りのそばを食べる。お茶の接待が十分に施され、畳に座っての食事は外での寒さを忘れさせる。ホッと一息。それだけでは足りず、熱々のカニ饅を買ってバスの中でほおばる。美味しい!
予定より1時間早く我が家に到着。最寄駅で朝、出合った人と別れる際、話をする。その人も長く母親を介護され、一年半くらい前に亡くされている。そして同じように一人で隣町に在住。だがその人はまだ若い!人生これから。いいことありますよ。
日帰り旅をブログにアップするといってその人とわかれる。いい旅だった!
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