2012年12月6日木曜日

「成り行きに任せる」

今朝は昨日よりもさらに気温が下がって最高気温7度の予報。だが窓の外から暖かい日差しが差し込む。

昨日は久しぶりふーちゃんと電話で話す。長いことしゃべってしまった!相変わらず楽しい人だ。昨日は長電話に付き合ってもらってありがとう!

夕飯を食べようとすると電話がかかる。子機をとると何故か切れてしまった。すぐにかけ直す。相手先は先月末109歳になられたお母さんを介護している友達だった。

いつもその友人のことは気になっていた。だが介護経験者とすれば、かかってくる電話も忙しいときには大変なときがある。それがわかっているのでしばらく様子を見ていた。

とはいっても昨日電話をかけ直す際、頭に不安がかすめる。電話が通じると、その不安を払いのけるほどの友人の元気な声。開口一番「お母さんは元気?」と聞くと「元気!」との返事がある。友人は逆にこちらのことを心配してくれる。

「遊ぶに行く!」と話すと、今日午後、隣の駅のタイヤ屋へ車で行くという。タイヤの交換なのだろう。その際、我が家へ寄るという。

その人とは昨年夏、自宅へうかがった際お母さんともども会っている。1年余ぶりに今日会うことになった。それにしてもその人のお母さんは満109歳。母が生きていれば97歳。母よりも干支が一回り上になる。

電話でいろんな意味で10年のブランクがあると話す。するとその人は20数年のブランクだと言う。だが彼女のお母さんはどういっても93歳まで家のコトいっさいをされていた。それに、今でも何でもモノゴトがわかっておられる。立派と言う以外に何も無い。

昨日といえば他にも109歳ならぬ100歳の『伝説の灘高教師が教える一生役立つ学ぶ力』(橋本武 日本実業出版社、2012年)を読んだ。表紙裏には「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる。もっと横道にそれてみようー灘高一筋55年、そして人生100年の伝説の教師として語り継がれる橋本武が授業を通して本当に伝えたかったこと」と書いてある。またいつものように気になる箇所を記そう!

「趣味は人生の幅を広げてくれます。そして、のめりこんだ趣味の数が多ければ多いほど、より人生が楽しくなる。」(158p)

「『横道』というものは、つまりは考えるきっかけのこと。この『横道』は、実は日常生活のあらゆるところに張り巡らされています。要はこれに気づくかどうかだけなのです。」(159p)

「趣味にのめり込む、『横道』にそれ続けることともに、私のキーワード、それは『成り行きに任せる』です。・・・言われるがまま、なるようになる、といったようにときの流れに自然に寄り添うことがじつに多かったわけです。」(164p)

「好きなことが好きなだけやれる、この環境さえあれば何も言うことはありませんでした。」(168p)

この中の「成り行きに任せる」はいい言葉。どうもがいてもどうしようもないことも多々ある。それに思い煩わず、なりゆきに任せれば気も楽になる。

また趣味といえば、長く続けているフルートがある。これも成り行き任せで楽しんでやってきた。だから続いた。いやいややっていたらここまで続かない。ましてや趣味は人生の潤滑油。それを悩みながらやるのは本末転倒。

さあ今日も楽しく!

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