2012年12月2日日曜日

『鈍感力』

冷え込んだ朝だった。7時に目が覚める。起きようとするが部屋が寒い。エアコンをつけてまた寝てしまった。起きたのは9時。まだ頑張らねばならないテストが待っている。ノンキにしている場合じゃない。

その間、父の夢を見ていた。靴下を履いて出かけようとしている。だが、思うように靴下が履けない。上手く靴下が履けたころを見計らって再度父を見るともういない。変な夢であった。

天気予報によると今日の広島は最高気温10度。最低気温2度となっている。寒いはずだ。それでも広島より東の大阪、名古屋、東京方面は最高気温は一ケタ台。本格的な冬に向かっている。

昨日は自転車に乗って買い物に行くだけで、じっと家でおとなしくしていた。今日と明日の2日間も頑張ろう。何歳になってもテストは緊張する。この緊張感もまた気持いい!

それが終われば年末年始の楽しみが待っている。そう思ってがんばろう。

昨日買い物に行ったスーパーで消せるボールペンを購入する。@¥230。2ヶ月くらい前、フルートの先生にそれを見せてもらったことがある。いつか買おうと思っていたらレジ横においてあった。

講義を聞くとき、乱雑な文字でノートに書いてしまう。それもボールペンで書く。文字を書くこととしゃべることは早い。だが、そうはいっても慣れぬ横文字を間違いなく、素早く書くには文字の書き方を言ってはおれない。

その点、購入したボールペンは優れもの。間違ってもすぐ消される。誰が考えるのだろう。昨日は感心しながらそのペンでノートに書く。

以下はいつものように図書館で借りた本を読んだもの。これも私的メモとして記そう!

『鈍感力』(渡辺淳一 海竜社、2007年)を読んだ。

「よく眠り、すっきりと起きられる。この睡眠力こそ、人間の基本的な能力そのものです。睡眠力なくして、人間が健康であり、人を愛し、仕事に専念することはできません。よく眠れること、これもまた、まぎれもなく才能なのです。」(64p)

睡眠力は才能とは。まさにぴったり当てはまる。

「睡眠力がすぐれている人は、このように人生において大きなプラスを与えられているわけで、ここではこういう人たちを、『眠れる大人』と呼びたいと思います。」(66p)

さらに筆者は睡眠力を褒めている。なるほど「眠れる大人」とはいい。

「眠ることは単に眠っているだけではなく、その間に失われた体力を回復しているのです。」(68p)

そうだと思う。眠りが少ない朝は頭がスッキリしない。

「ならばどうするか。その一つは、つまらぬことは考えないことです。『下手の考え、休むに似たり』で、くよくよ考えてもどうなるわけでもない。そうわりきって目を閉じる。」(73p)

何か面白くないことがあると、とにかく早く眠っている。母を亡くしたときも眠ることに徹していた。

「迷っているあなたに、いろいろなことをいう人もいるでしょう。その中から自分に一番聞こえがいい、自分をもっとも楽しくやる気にさせてくれる言葉を信じて、一歩、前に踏み出すことです。」(82p)

これもそう。嫌味を言う人とは付き合いたくない。いつの間にかそういう人とは離れて行く。

「鋭いとかシャープであることだけが才能ではありません。それ以上に、些細なことで揺るがない鈍さこそ、生きていくうえでもっとも大切で、基本になる才能です。そしてこの鈍感力があってこそ、鋭さやナイーヴさも、本当の才能となって輝きだすのです。」(235p)

なるほど!

筆者の小説は全くといっていいほど読んだことがない。昨年ふと手にした本に、年賀状欠礼葉書のことが書いてあった。その考えに同感し、筆者のエッセイを読むようになった。参考になることが多い。

さあ今日も寒さに負けず元気を出して・・・。

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