昨日は朝からウオッシュレットと格闘する。部屋のエアコン、電子レンジ、電気ストーブ、トースター、湯沸しのTfalなど電気器具を一度に使用していた。トイレを出るとき水が出ない。年末になって・・・と不安が頭を掠める。
数年前のこの頃、エアコンの室外機が故障した。購入してまだ5年も経っていない。購入先へ電話してすぐに室外機を交換してもらった。あと何日かするとお正月休みになるところだった。
そのことがあったので昨日も慌てる。センサーの電池切れと思って新しいものと取り替える。だが作動しない。困った!と思って辺りを見回して、ブレーカーに気づく。1箇所のブレーカーが下りている。それを上げると便座も作動した。
ひとりで暮らしていると、何ができない、これができないといっておれない。便利屋のように何でもしなくてはいけない。ひとたび停電にでもなると、電化製品のすべてを設定しなおす。お風呂もトイレも何もかも利用できなくなる。
いつの日か、頭の働きが鈍ってきたならばどうなるのだろう。便利さの中にひそむこれらの不便さ。それを一番に感じる。
午後からは、狭い庭に出て花が散った菊を根元から切る。そのゴミは大きなナイロン袋一杯になる。その時、電力の検針の人がやって来た。今年は寒いのだろう。昨年よりも料金が高い。検針の人も「測りながら怖くなります」という。
1万4千円だった。一人になってから最高額。なんといっても母がいるときはこの季節月3万円以上もあった。そう思えば少ない!?とはいっても都市ガス代は毎月、900円前後。ただ料理に使うだけで安い!
他にも昨日は『君たちは進化できるか』(長沼毅 廣済堂書店、2012年)を読む。この中から何箇所かメモしよう。
「第5章人類は進化の失敗作」の中から「引きこもりがちな文明の例外のひとつが、人間の好奇心です。僕はそこに、創造性の根源があると思います。・・・たとえば、空の雲を見て『不思議だな』と感じるのが,創造性の本質です。そこに切磋琢磨は関係ない。人間の好奇心は、闘争性とも協調性とも無関係なものです。本来引きこもりがちな文明という殻のなかには、好奇心がやたらに旺盛なちょっと変わった人たちがいます。そういう人たちは、文明の維持や発展にはあまり寄与しません。けれどもおもしろい話をしてくれるとか、ときどき役に立つものを発見してくれるとか、何らかの取り柄があるはずです。・・・ガリレオは好奇心のおもむくまま空を眺め続け、地動説を裏づける発見を重ねていったのです。」(152p)
「深海も砂漠も火山も、行く前には単純に現場に身をおいてみたい思って出かけたのです。もし僕が生きているうちに月に行ける機会ができたら、もちろん行きたいです。僕は、人間の限られた資源の使い方に対する見解としては、先ほど述べたとおり、有人探査には懐疑的です。でも一研究者の好奇心としてはやはり行ってみたい。月に行って生物のいない感じを実感したいです。」(156p)
「第6章人類が進化するとき」の中では、「僕は、われわれから生まれてきてほしい新人類種の名前を考えました。『ホモ・パックス』。ローマ帝国での平和の時代『パックス・ロマーナ(Pax・Romana)』でいう『パックス』、すなわち『平和』からとった『平和を愛する人類』という意味です。」(183-184p)
「生命の謎を怖れる必要はありません。その先にはもっとすばらしい世界が広がっているはずなのですから。」(187p)
今のところ雨の心配はなさそう。これから軽く食事をして泳ぎに行こう。さあ今日も元気で!
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