2023年12月8日金曜日

「自分の愛読書があって、大好きな音楽でもあれば、孤独な時間も悪くはない』

  図書館に予約した『孤独を越える生き方』(五木寛之 2023年1月、NHK出版)を読んだ。この本は五木寛之がNHKラジオに出演した際のインタヴューをまとめた本である。100頁にも満たない薄い本だが気になる箇所をメモしよう。

★最近の高齢者は元気な人がたくさんいます。いくつになっても趣味の会などに参加して、新しい楽しみを見つけ、友達を増やしている人もたくさんおられるようです。そういう人は決して孤独ではないですよね。それはそれですばらしいことだと思います。しかし私は、煩わしい人間関係をどんどんそぎ落としていって孤独でいることも、年齢を重ねた者の特権ではないかと感じるときがあるのです。一人の時間、孤独でいることは、人生を豊かにしてくれるボーナスのようなものかもしれないと思うときがありますね。(24-25p)

★同じ時代を駆け抜けてきた仲間たちが、一人、二人と姿を消していく寂しさはあります。……しかし、自分の愛読書があって、大好きな音楽でもあれば、孤独な時間も悪くはない。要は考え方次第なのではないでしょうか。例えば、身近な草花を観察するだけでも豊かな時間を持つことができます。……生身の人間は去ってしまうけれど、文化や自然は私たちを置き去りにすることはありません。むしろ、年齢を重ねるごとに近づいてきてくれるのです。(25-26p)

 上にあげた中でも「自分の愛読書があって、大好きな音楽でもあれば、孤独な時間も悪くはない」のくだりは自分にもあてはまる。愛読書といえば司馬遼太郎の作品だ。司馬遼太郎にハマって今月で丸5年になる。年老いても自分を変えさせてくれるような出来事が起きるものだと司馬遼太郎にハマってつくづく思った。これから先も元気で生きていればどんな生き方の変化が起きるかはわからない。そう思うと老いることも悪くはない!?昨日、TVER で見た徹子の部屋のゲスト、滝沢カレンは500歳まで生きたいと話していた。この気持ちわかる気もする。

 一昨日の某交流会で400gもある大きなレンコンを貰った。レンコンは買って調理することがない。(これをどうやって食べる?)としばし考える。くれた人は会に参加する独身女性に毎回ご自宅で取れたものを持って来てくださる。何のお返しもしないのにいつも頂くばかりだ。

 いただくといえば先日の四国の旅で中津万象園を見学した際、バスガイドからここで売られているお土産の話を聞いた。梅や栗で作られた和菓子である。普段、お土産はほぼ買わないが和菓子は好きなので栗と梅の和菓子をそれぞれ一箱づつ購入した。それを見ていたツアーの人が後でそれよりもハタダのどら焼きが美味しい、と言ってバスの中で一つくれた。人が何を買ってもいいはずなのにしきりにどら焼きをすすめる。家に帰って食べると食べ応え充分のどら焼きだった。しまいには広島市内の〇〇に一年の何月から何月まで売っているから買うように、とまで勧められる。もらったどら焼きは確かに美味しかった。とはいえ、わざわざ街中に出てどら焼きを買う!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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