昨日のブログ投稿後に思い出す。それは絵の具の溶き方である。10年前、人に誘われて始めた日本画。日本画のことは何もわからずに始めたので道具一式を先生にお任せして購入した。その中に水干絵具がある。購入した絵具は1箱に20色入り、他にも違う色が2箱あって、計3箱60色ある。この60色のうち、10年習ってもまったく使っていない絵具がある。その大半は茶系だ。
本格的に本画を描く人は水干絵具ではなく岩絵の具で描かれる。水干絵具を膠で溶いていると先生からなめらかでなく粒が残っていると言われる。先日溶いたのは胡粉を混ぜた絵具だ。10年も習っているが今回は厳しく先生から言われる。絵皿に入れた絵具を中指でつぶして膠を混ぜて溶く。その時、粒が残っていた。絵皿を斜めにして絵の具が溜まっていない上部を見ると溶けてない絵具が粒として残っている。これを溶くようにと厳しく言われる。その甲斐あってか絵の具と膠はきれいに溶けた。
先生に「100号くらいの大きな絵を粒子細かく溶くのは大変?」と問うと岩絵の具は水干絵具と違ってすぐに溶けるとか。また水干絵具を使用しても乳鉢を使うので大変ではないそうだ。
話は変わって今朝のゴミ出しで通りの向かいの家に住む94歳の一人暮らしの人を久しぶりに見た。真向かいの家の人であっても年に一度も会うことはない。お元気そうだ、と思って眺めるだけで話は出来なかった。が、94歳でひとり暮らしは立派だ。背中はかなり丸くなっておられたが、ときに車が止まっているので娘さんたちが来られるのだろう。
朝から一人元気で頑張っておられる姿を見て見習わなくてはいけないと発破をかけられた気がする。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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