2023年3月30日木曜日

「季節の植物鑑賞と下瀬美術館」日帰りバスツアー

広島市植物公園 芝生の広場
 2023年3月28日(火)、「季節の植物鑑賞と下瀬美術館」と銘打った日帰りバスツアーに参加した。前日までの花曇りの日々がまるで嘘のような行楽日和だ。まずは広島市内の佐伯区にある植物公園にバスは向かう。参加人員は27名。出発する1週間前位に旅を申し込んだ。その日、地元紙に下瀬美術館を訪れた記事を見て急遽、行こうとなった。
八重のツバキ
八重のツバキの蕾

 近場の旅なのでどこも見学時間が長い。桜の時季に植物公園へ行くのは初めてのことで広い園内を歩き回る。靴はトレッキングシューズ。近場であってもこの靴を履くと疲れずに歩かれる。園内は桜も満開でツバキもあちこちに咲いていた。八重咲のツバキは花も大きく、当然、蕾も大きい。我が家のツバキも大きいが同じくらい大きかった。

 ぐるっと園内を回るとゼラニウム、フクシアなどの展示がある屋内に入る。係の人は花柄などを手入れ中。ゼラニウムは育てやすい花なので我が家にもある。というか挿し芽をすればすぐに育つ。広い温室に入った。ここにある大きな観葉植物は「→」の立て札があり、「花が咲いています」と書いてある。せっかくの「→」なので花を探すと蕾が見えた。

プセウドボンバック エリクティクム 
 「プセウドボンバック エリクティクム」という大きなメキシコ・グアテマラ原産のアオイ科観葉植物がある。その根っこ付近に瘤ができたように大きな塊があり、これは蕾でいつの日か咲くようだ。

メディニラ(火の鳥) フィリピン原産 ノボタン科

 他にも温室にはどの植物も大きな蕾をつけ、いわゆる花などの蕾とは比べられないほど大きい。これらの花が咲けばどんなふうに咲くのだろう、と思う。が、残念ながらまたの機会に。

 植物公園を散策後、バスに乗って移動し、大竹の日本料理の魚池でお昼を食べる。しかし、好天に恵まれた春休みなので宮島行きの車の渋滞に巻き込まれる。人が歩くほうが早いくらいのバスの速度だ。途中から高速道に入る。予定よりも40分遅れてお昼の会場へ。葵御膳をいただく。お昼を終えると同じく大竹に3月にオープンしたばかりの下瀬美術館までバスで移動する。移動中の車内から見えるのはどこも桜、桜、桜。最高の桜日和である。
下瀬美術館

エントラスホール
 下瀬美術館に着いた。バスを降りて美術館に入ると何とも言えず広いエントラスホールだ。個人の美術館だそうだが公の美術館が嫉妬するくらい立派な美術館である。館内は若者であふれている。見学は各自フリーだ。展示室の配置図を見ずにただ廊下を歩く。が、どこまで歩いてもドアはない。すべて人が動けば自動で開く。もしも停電でうっかり取り残されたならばどうなるんだろう、と思ったり。それくらい文明の利器を駆使している。当然トイレの場所もわかりづらい。が、見学を終えるころにはおおまかな配置図が判ってくるから不思議だ。
下瀬美術館エントランスホール

 展示室を出てエミール・ガレの庭園に行く。3月にオープンしたばかりというのに庭園には何処も花が咲き乱れていた。また北側の山を借景にしたようなデザインになっている。木道を歩くとどこまでも道が続いているように思える。それほど広い庭園だ。水に浮かぶ展示室のコンテナはピンク、黄色、ブルーと色もカラフル。このカラフルなコンテナを見た瞬間はオブジェだと思った。
水上にある可動式のコンテナのような展示室

エミール・ガレの庭園 先方の山は借景

エミール・ガレの庭園

エミール・ガレの庭園
内側は作られた海 岸壁の外側は瀬戸内海
岸壁は菜の花がいっぱい

移動すると扉が自動で開く ドアらしきものは見当たらない

本館からエミール・ガレの庭園の反対側に出る
左はピラミッドのような丘。ここを上ると宮島などが見える
 ほかにもいくつか建物がある。が、それらは4月にオープンするゲストハウスやレストランだとか。カートも数台止まっていたのでもしかするとゴルフ場があるのかもしれない。

 今朝の地元紙によると4月にオープンする建物はホテルで一棟を4人の宿泊で、お値段はなんと1泊2食付きで11万円以上だそうだ。

 美術館を去る際、大竹駅から無料のシャトルバスが出ている、と気づく。次はこのバスに乗って……、と思ったり。行楽シーズン真っ盛りの日帰りバス旅。急遽、参加して本当に良かった。さてさて次はどこへ!?万歩計は11049歩とよく歩いた。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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