2023年3月29日水曜日

「自分に風を通す時間」

 「季節の植物鑑賞と下瀬美術館」と銘打った日帰りバスツアーに参加した。植物の鑑賞は市内佐伯区にある広島市植物公園。市内にあるので行こうと思えばすぐに行かれるはずなのに交通の便が悪く億劫になる。が、幸い春の好天に恵まれ、しかも桜のこの時季の植物公園は最高だった。ツアー参加者の中にはご高齢のご夫妻もおられた。なんと御年93歳と90歳くらいとか。何歳になっても外へ出ようという気構えが素晴らしい。

 お昼は大竹の日本料理店の魚池で葵御膳をいただく。隣に先のご夫妻が座られた。奥さんに話を聞くと何でも食べられるそうだ。やっぱり「食い力」が一番元気のもとのようだ。人間食べられなくなったら終わり、と言われるように。

 下瀬美術館は大竹にこの3月できたばかりの美術館だ。個人が所有する美術館で行く前まではそんなに期待していなかった。というかオープンの催事が「おひなさまと近代美術」となっている。おひなさまにあまり関心がなく真新しい美術館に期待した。何と期待した以上の美術館だった。どういっても一番いいのは展覧会場までの移動に階段がない事である。有名な建築家の設計の美術館はやたらと階段が多い。ところがこの美術館も有名な建築家坂茂の設計であっても階段はなく、展覧会会場の移動はすべて自動扉が開く。部屋に入った瞬間、出入り口が一つもない、と気づく。(なぜ?)と思って歩いていると突如ドアが開く。これにはびっくり。

 海の上に浮かぶカラフルな色のコンテナが数個浮かんでいる。コンテナはてっきりオブジェ、と思った。展覧会場を移動中、コンテナが美術館だと気づく。コンテナは海に浮かんでいるのではなく、海と思えたのは作り物だった。実際の海は岸壁を隔ててその向こうに瀬戸内海がある。そして美術館対岸には宮島がある。

 昨日は春の行楽シーズン真っただ中、植物公園から大竹までのバスの移動が大変だった。どの人も宮島観光に行くのか歩く速度よりもバスは遅い。途中からバスは高速道に入った。予定よりも大竹に着いたのは40分遅れだ。

 美術館は埋めたて地に建てられたのか広い敷地に贅沢に公園化されて建っている。4月になればゲストルームやレストレランもオープンするようだ。90分のフリータイムもあっというまに過ぎた。次に行くときは大竹駅からシャトルバスが出ている。それを利用しよう。

 美術館の屋外にはエミール・ガレの庭園がある。ここがまた素晴らしい。思わず植物公園が負ける、と口から出てしまった。さらにまるでピラミッドのように思える丘がある。そこを上ると瀬戸内海を隔てて対岸の宮島などが見える。

 下瀬美術館のHPによるとこの美術館で「自分に風を通す時間」が過ごせるとか。大いに気に行ってしまった。写真は後日アップしよう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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